虫はマンションの5階以上に住めばぐっと減る

虫が怖い人

暖かくなると嫌われ者の虫たちが顔を出します。 蚊、ハエ、クモ、ゴキブリなど挙げればキリがありません。

ああいう手合いにはどうしても会いたくないという貴方、マンションの高層階に住みましょう。 そうすれば虫と出会う可能性はぐっと減ります。

マンションの高層階まで自力で来れる虫は少ない

マンションの上層階

不動産屋さんなどでよく言われることですが、住宅が5階以上の高層なら虫と出会う機会がぐっと減ります。 そして高層階になるほどその傾向が強くなります。

高い場所ほど強い風が吹くため、力強く飛べる動物でないと上まで上がってこれません。 例えば蚊が自力で飛行できる高さはマンションの3階程度が限界だと言われ、大抵の虫は5階まで飛んでくることができません。

高層階は虫が多くいる場所から距離的に離れているのもポイントです。 大部分の虫は地上付近に住んでおり、そこから離れるほどに遭遇する危険も少なくなります。

しかしどれだけ高層階に住んでも、完全に虫と遭遇しないで済むという訳ではありません。 虫が嫌いなあなたのために、さらに気を付けるべきポイントをお教えします。

周辺環境に気を付けよう

周囲に飲食店がある、近くに川・池・用水路などの水場がある、自然が多いなど、こういった場所にはたくさんの虫が寄ってきます。 そしてたくさん虫がいれば、高層まで登ってくるようなイレギュラーもそれだけ多くなります。

そういった場所では階層を多めに見積もると良いでしょう。

建材に気を付けよう

木造住宅はシロアリに代表される木を食べる虫が住み着きやすく、さらにその虫を食べる虫もよってきます。 虫が嫌いなら鉄筋コンクリート製の住宅にした方が賢明でしょう。

これだけ気を付ければ大抵の虫に会わずに済むはずです。 しかし虫が来れないはずの高層階にも、時として虫がいることがあります。

高層階に虫がいる理由

高い場所にいるテントウムシ

高層階には滅多に虫が来ませんが、それでも絶対に来ないという訳ではありません。 最上階に「どうやってここまで来たんだ?」と思うような虫がいることもあります。

なぜこんな所にと思うような場所に虫がいる理由をお話しします。

自力でこれなくても他力でこれる

虫はマンションの高層階まで飛んでくることはできなくても、飛ばされてくることはできるかもしれません。 毎日沢山の虫が風に吹かれています。そのうちの1匹が上昇気流に吹き上げられてベランダまで飛ばされてきてもおかしくはありません。

また人間・ペット・荷物などにくっついてくることも考えられます。 服や毛の中で一休みしていたら家に紛れ込んでしまったとか、エレベーターで上がってしまったとか、荷物と一緒に入ってきたとか、色々あります。

一旦登ってきた虫が拠点を作ってしまう

一旦虫が上に登ってきて、そこが居心地のいい場所だとそこを拠点に繁殖してしまいます。 もちろん低層よりは高層の方が安全ではありますが、途中に拠点を作られると更にそこから行動範囲を広げます。

いきなり10階まで登ってくることはないにしろ、3階に登って拠点を作って繁殖して、5階に登り、7階に登り…となると高層階でも安心できません。

ベランダの観葉植物やゴミは虫にとっての恰好の拠点となります。 なるべく気を付けておきたいところですが、いくら自分が気を付けても隣家から…なんてことも十二分に考えられます。

中には自力で登ってくるやつもいる

害虫の代表格とも言える黒光りするゴキブリは、エサのある場所ならどこまでも行きます。 拠点を作って繁殖する能力も高く、一旦家に上がられると倍々に増えていきます。油断はできません。

…とまあ色々脅しましたが、高層階に住めば完全に防げないにしても虫と会う機会が少なくなることは確かです。 虫が嫌いなら高層階に住むことを検討してみてはいかがでしょうか。

eyecatch

フグの毒は後天的なもので、エサを管理すれば無毒なフグも作れる

eyecatch

オシドリがオシドリ夫婦なのは、ヒナが孵るまでの間だけ

動物の記事

eyecatch

犬はなぜ片足を上げておしっこするのか

eyecatch

マムシは卵を産まずに直接子を産む

eyecatch

昆虫や魚は死ぬとなぜひっくり返る?

eyecatch

イルカの祖先は地上で生活していた

eyecatch

恐怖!世界最強のハチ「スズメバチ」の生態

eyecatch

働きバチは5~8時間しか働かず、人間の方がよっぽど働きバチ

動物の記事一覧HOME