フクロウは首が270℃回る!フクロウの雑学

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フクロウは愛玩鳥として人気の鳥です。 動物園・ペットショップ・バードカフェなど至る場所でその姿を見ることができます。 フクロウを飼っている知人がいる方も多いのではないでしょうか。

その反面、日常生活で野生のフクロウを見かけることはありません。 フクロウに興味がない方はマジマジと見る機会はないと思います。

そんなフクロウですが結構面白い特徴を持っています。 フクロウの雑学を知れば、興味が沸いてマジマジと見る気になるかもしれませんよ?

夜目が効く

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暗い場所でよく目が見えなくなる夜盲症のことを「鳥目」と形容したりします。 この字を見ると鳥は夜に目が見えなくなるのかと思いますよね。

しかし鳥の中にはフクロウなど夜に活動する鳥もいますし、昼行性の種だって危険が迫れば夜でも飛びます。 実は鳥目はニワトリなどの一部の鳥に限ったもので、大体の鳥は言うほど鳥目ではないのです。 特に夜に活動するフクロウなどの鳥は僅かな光でも周囲を見渡せるような、むしろ鳥目とは逆の目になっています。

ちなみにフクロウ全てが夜行性という訳ではなく、昼行性のものもチラホラいます。 元々は天敵である鷹や鷲などの猛禽類を避けるために夜行性になったと言われており、そういったものに襲われない場所なら日中活動しても問題ないのです。

左右の耳の位置がずれている

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フクロウは右耳が目と比べて上に付いているのに対して、左耳は目と比べて下に付いています。 つまり左右の耳の位置が非対称なのです。

人間のような動物は必要な音は大体横方向のものですが、フクロウは上下どこから聞こえたかの正確な情報も必要になります。 なので左右の耳の位置を上下にずらして音が立体的にどこから聞こえたかを正確に把握できるようになっているのです。

またフクロウの顔の毛は外側から中央に凹んだように生えています。 この毛の生え方も他の鳥と比べて特徴的ですが、実はアンテナの働きがあります。 じっと顔を見てみると、なるほどアンテナのようになっていることが分かるでしょう。 このアンテナ構造の顔で周囲の音を効率的に拾うことができます。

更にフクロウは顔の大きさの割に耳がとても大きいです。 夜目が効くフクロウとは言え、やはり闇夜に視覚だけで獲物を見つけるのは簡単ではありません。 だからこそ聴覚が高度に発達したのです。

首の可動域が大きい

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人間の首は左右60°ぐらいしか回すことができず、90°真横を向くことすらできません。 人間に限らずほとんどの哺乳類の首は大体これぐらいしか回りません。

しかしフクロウの首は左右270°も回ります。 右回りで首を回して真左を向くことだってできるのです。

こんなに首が回る秘密は首の骨の数にあります。 哺乳類は基本的に首の骨が7個しかないのに対し、フクロウは14個の骨を持っています。 だから首を沢山回せるのです。

こんなに首を回す理由は、木に留まったままの姿勢で周囲全てを見渡せるようにするためです。 肉食動物の目は正面に付いており、両目で獲物を捉えて正確な位置と距離を測る必要があります。 しかし一度に見えるのは正面だけなので、フクロウは首をぐるっと回して周囲を見渡せるように進化した訳です。

ちなみに動物の目の位置は肉食動物の多くが顔の正面、草食動物の多くが顔の横に付いています。 目が左右にあると大体の物を片目で見ることになるので遠近感が若干狂いますが、ほぼ全方位の視覚を常にカバーできるので脅威に対応しやすいのです。

消音機能のある羽

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フクロウが飛んで近づいてきてもほとんど音がしません。 これは滑空するように飛行して獲物に近づくのもありますが、羽根が音を消すような構造になっているのも一因です。

フクロウの羽根は「セレーション」と呼ばれる細かいギザギザが沢山ある構造になっています。 これが空気の流れにうずを作って音を消す作用があるのです。

フクロウは主にネズミを狩って食べますが、ネズミは体が小さく脅威に敏感な動物です。 そんなネズミを狩るためにフクロウはより音がしないように体の構造が進化していったのです。 フクロウが狩りをする際には針を落とした程度の音しかしないと言われています。

このセレーション構造は騒音を抑える技術として飛行機や電車などにも利用されています。 こんな機能を進化で身に着けたなんて驚きですね。

普通に生活している分には馴染みの薄いフクロウですが、それだけに色々と面白い特徴を持っています。 こうして事前に知っておけば、いざフクロウを見る時にも興味深く観察できますよね。

野生のフクロウを見つけるのは難しいですが、飼育されているフクロウはそこら中にいます。 興味が沸いたら是非見に行ってくださいね。

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