恐怖!世界最強のハチ「スズメバチ」の生態

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暑くなってくるとスズメバチの活動が活発になります。 一口にスズメバチにもいくつか種類はありますが、基本的に日本にいる奴は全部ヤバいと思ってください。 特にオオスズメバチはハチの中でも世界最強の名高いハチです。

こいつらを怒らせると凄まじい攻撃性で刺してきます。 もし刺されたのが2回目であれば急いで病院に行きましょう。 アナフィラキシーショックにより最悪死んでしまいます。

スズメバチの生態

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スズメバチの生活

ハチと言えばハチミツを作っていそうなイメージですが、スズメバチは肉食性の強いハチでハチミツは作りません。 主な獲物は昆虫ですが、他にも動物や魚介類など手頃な肉を何でも肉団子に丸めて巣に持って帰ります。

成虫はこの肉団子を幼虫に提供し、幼虫は栄養満点の分泌液を成虫に提供します。 幼虫と成虫は互いにエサを提供し合う関係という訳です。

スズメバチは巣を拠点に活動し、中には数百~千匹程度のハチがおり、ハチは「女王バチ」「働きバチ」「オスバチ」の3種に分けられます。 巣は1匹の女王バチが産卵し、5%前後のオスバチが女王バチと交尾し、働きバチが巣の拡張や採食活動を行うことで運営されています。 寿命も女王バチは1年ほどあるのに対して働きバチとオスバチは1~2か月程度しかありません。

春になると越冬明けの女王バチが一匹で巣作りと働きバチの産卵を行います。 ある程度働きバチが増えたら巣作りや採食活動は働きバチに任せ、女王バチは産卵に専念します。 そして夏の終わり頃まで巣を発展させていきます。

秋ごろになると次代の育成のためにオスバチと新女王バチを産みます。 新女王はオスバチと交尾すると手頃な場所で越冬して翌春に備え、オスバチはそのまま適当に余生を過ごします。 そして元の巣は女王バチが死ぬと巣の運営が成り立たなくなりやがて全滅します。

スズメバチの天敵

最強のハチとは言えど所詮は数センチの昆虫なので捕食されることも多いです。 鳥や小動物はもちろん、カマキリやクモなどの肉食昆虫にやられることもあります。

しかし捕食されるのは基本的に働きバチであり、もともと寿命は短いし女王バチさえいれば補填されるので多少食べられた所で巣の痛手にはなりません。 本当の意味での天敵は巣ごと一網打尽にしてくる存在です。

スズメバチの天敵はクマと人間の他にスズメバチが挙げられます。 実はスズメバチってスズメバチも天敵なんですね。

スズメバチと一口に言っても日本には16種のスズメバチが生息しています。 体の大きさや強さもまちまちであり、強いスズメバチは弱いスズメバチを襲って食べる場合があります。 中でもオオスズメバチは最強のスズメバチで、他のスズメバチを襲って食べる事で有名です。

スズメバチに気を付けよう!

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スズメバチに刺されないために

スズメバチの巣に近づくと働きバチが出てきて目の前を飛び回ったり滞空して「カチカチ」と音を鳴らします。 これは「巣に近づけば殺す」という警告なのでこの状態はまだ襲っては来ません。ゆっくり後退して逃げましょう。

この警告を無視して巣に近づいたり中々動こうとしなかった場合はスズメバチの巣が戦闘状態に入ります。 一旦こうなると逃げても追ってきて、飛ぶ速度も時速30~40kmと速く走っても逃げ切れる速度ではありません。 大変なことになるので警告のうちに逃げましょう。

スズメバチは戦闘状態に入ると毒針攻撃の他に毒の噴射もしてきます。 毒には攻撃フェロモンが含まれており、かけらたり刺されたりすると周囲のスズメバチが一斉に襲いかかってきます。 こうなるとゆっくり動いている場合ではないので走って逃げるしかありません。

またスズメバチを潰した時なども攻撃フェロモンが付いてしまうので危険です。 巣から遠い場所にいるスズメバチなら潰しても問題ありませんが、近くに巣があれば攻撃対象に認定されます。

ハチは黒いものに対してより激しく攻撃すると言われていますが、これは日中に黒いものが目立つからで暗い場所では逆に白い服が標的にされます。 日中は白い服と帽子、夜間は黒い服を身に着けた方がいいでしょう。

スズメバチの毒は人命を奪うほどではない

スズメバチは一匹のハチが何度も刺してきて強力な毒まで流し込んできます。 この毒には痛みを感じる成分が含まれており、刺されるともの凄い痛みを感じます。 ミツバチのように人を刺すと針が取れて死んでしまうなんてこともなく刺したい放題です。

しかし実はスズメバチの毒はそれほど強力ではありません。 もの凄く痛いし大量に刺されると話は別ですが、少なくとも数度刺された程度で人が死ぬような毒ではありません。 厄介なのは「アナフィラキシーショック」です。

アナフィラキシーショックに気を付けよう

アナフィラキシーショックとは人の持つ抗体が暴走して起こる症状です。 毒自体が起こすのではなく、人体の持つ防衛機能の暴走によって起きます。

人はウイルスや毒が体内に入るとそれを駆逐するための抗体を作ります。 この抗体は体内に入ってきた異物を駆逐しますが、時に過剰な反応をしてしまうことがあります。 抗体が暴走すると正常な細胞などにも攻撃を仕掛けるようになり、アナフィラキシーショック状態となります。 これはスズメバチに限らず、他の毒・薬・ウイルスなどでも起こりうる反応です。

「スズメバチは2回目に刺されると危ない」と言われるのは、最初に刺された時は抗体が出来ていないからです。 刺されて体内で抗体が作られた後に再び刺されることでアナフィラキシーショックが発生する可能性が出てきます。

しかし二度刺されたら必ず起きるというものではなく、何度さされても痛いで済んでいる人もいます。 しかし症状が現れると危険な事は間違いないので、スズメバチに刺されたらお医者さんにかかった方がいいでしょう。

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