料理の添え物パセリ、実はすごい栄養価
サンドイッチやから揚げなどの横に添えられているパセリ。 苦いし食べない人も多いと思います。そもそも食べ物として認識していない人すらいるんじゃないかと。
しかし実はパセリって栄養価が凄まじく高いんです。食べないのは損ですよ。
パセリはなぜ添え物として付けられる?
パセリは様々な料理の添え物として出てきます。 サンドイッチ、から揚げ、サラダなど、色々な料理の隣にちょこんと乗っています。
しかし苦くて独特の風味があるため食べずに残す人も多いようで、料理屋でパセリだけ残った皿をよく見かけます。 あまりの残りっぷりに「パセリは前の客が残したものを次の客にも出す」なんて小話まであるほどです。
なぜ人気のないパセリをわざわざ料理に乗せるのかといえば、色々もっともらしい理由があるのです。 パセリは濃い緑色なので、から揚げの横はもちろん、サラダの上に乗せてもワンポイントとして見栄えが良いです。 また千切って乗せるだけでいいので手間がかかりません。他にも殺菌・消化促進・消臭など様々な効果があります。
お店側にとって色々なメリットがあるパセリですが、次は食べる側にとっての効果を見てみましょう。
パセリに秘められた栄養
まずはパセリに含まれる栄養を見てみましょう。 比較対象として適当に栄養がありそうな食品を並べておきます。
食品(100g当たり) | カリウム | ビタミンC | カルシウム | 鉄分 |
---|---|---|---|---|
パセリ | 1,000 mg | 120mg | 290 mg | 7 mg |
セロリ | 410 mg | 7 mg | 39 mg | 0.2 mg |
レモン | 130 mg | 100 mg | 67 mg | 0.2 mg |
牛乳 | 150 mg | 1 mg | 110 mg | 0 mg |
きゃべつ | 200 mg | 41 mg | 43 mg | 0.3 mg |
このようにパセリは緑黄色野菜の中でも屈指の栄養を含有しており、とりあえず食べとけば健康になるレベルなのです。 他にも口臭を抑える、貧血を予防する、殺菌・解毒効果があるなど食べることで様々なメリットがあります。
ちなみに添え物のパセリはおよそ0.5~0.7g程度なので、100g分の栄養を摂取するにはあれを160個ほど食べる必要があります。 モシャモシャ食べるのはちょっと無茶な量ですね。
しかしせっかくの健康食品ですから、しっかり食べたいところです。 料理に刻んで入れたり、ジュースに混ぜてみたりと色々パセリ料理レシピもあるので試してみてください。