チャーハンと焼き飯とピラフの違い
定食屋でチャーハンでも食べようと思った時、メニューを開くとチャーハンはないけどピラフがあったりします。 似たようなもんだしまあいいかと頼んで食べ終わったらやはり疑問が残ります。一体チャーハンと何が違うんだ… 他にも焼き飯なんてのもありますね。
この3つ、実はお米の調理方法で名前が変わるんですよ。
チャーハン・焼き飯・ピラフの違い
チャーハンとは
卵を先に炒めて、後から炊いたお米を入れて一緒に炒めるのがチャーハンです。 卵は一部が炒り卵になり残りはご飯に絡まるため、バランスの良く卵を味わえる料理です。
ご飯に絡まる卵が少なく強火で調理するので、パラパラした食感となります。
焼き飯とは
炊いたお米を先に入れ、卵を後から入れるのが焼き飯です。 卵がご飯と絡まり一体となるため、チャーハンと比べるとしっとりした触感になります。 卵と一体となったご飯を楽しみたい人にお勧めです。
ピラフとは
炊いていないお米をバターで炒めてブイヨンスープで炊くのがピラフです。 焼き飯と比べて更にしっとりとしており、塩味を感じる料理です。
最近ピラフを出す料理屋が少なくなったような気がしますが、多分3種の中で一番作るのに手間がかかるのが原因です。 チャーハンや焼き飯なら保存しておいたご飯と具を炒めれば完成ですが、ピラフは米を炊くところから始まるのでそうもいきません。 注文が入ってから作るのでは時間がかかり、あらかじめ作っておくのでは味が落ちてしまいます。
これで違いはばっちりですね! まあ実際のところはチャーハンと焼き飯の違いなんてあってないようなもののような気もしますが…
蛇足・自宅でできるパラパラチャーハンの作り方
自宅でチャーハンを作ると、火力が足りなくいのであまりパラパラになりません。 そこで紹介したいのが、あらかじめご飯と卵を混ぜておく方法です。
作り方は簡単。冷えたご飯に卵をよく混ぜ合わせて、具を軽く炒めてから端に避けて卵ご飯を投入します。 ある程度卵ごはんに火が通ったら具が均等に混ざるようにかき混ぜればパラパラチャーハンの完成です。
ご飯を卵でコーティングすることでご飯の水分を中に閉じ込め、パラパラした食感にできるのです。 ちなみに卵の代わりにマヨネーズなどを使ってもできます。
これは割と一般的に知られる家庭でできるパラパラチャーハンの作り方なのですが、これって製法的に焼き飯ですよね…