取っ手まで鉄のフライパンは丸ごとレンジに入れるためのもの

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調理風景が見えるお店に行くと取っ手まで鉄で出来たフライパンを見ることがあります。 何だか恰好良いからと買って来てダラダラ料理していると「あっつ!」と取っ手が熱くなって持てません。 何だこのフライパン!欠陥品か!

いいえ欠陥品ではありません。 取っ手まで鉄で出来ているのはオーブンにフライパンごと入れて調理するためのなのです。

取っ手が鉄なのはオーブンにそのまま入れて調理するため

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フライパンの取っ手は大きく分けて2つあります。 鉄がそのままむき出しのものと、木やプラスチックなどでカバーされているものです。

フライパンは火にかけて使うものなので、取っ手がむき出しだと当然ですが取っ手まで熱くなります。 むき出しでも長時間火にかけるなどしなければ持てなくなるほど熱くなる訳ではありませんが、カバー付きならいくら火にかけても問題ありません。 それではなぜ取っ手がむき出しのものが作られているのかと言えば、フライパンごとオーブンに入れて調理するためのものです。

欧米ではフライパンで調理した後にそのままオーブンに入れて料理することが多いです。 その際に取っ手が木やプラスチックなどでカバーされていると、オーブンの熱にやられて取っ手の寿命が短くなります。 対してむき出しの取っ手であればこういった調理方法でも問題ありません。

まとめると取っ手がカバーされているフライパンは「いくら火にかけても取っ手が熱くならなくて便利」、 取っ手むき出しのフライパンは「そのままオーブンに入れて調理する用途に使う場合は便利」という訳です。

ただ日本の家庭にはフライパンごと入れて調理するような大型のオーブンはあまり普及しておらず、つまりは取っ手むき出しのフライパンを買う理由もありません。 「何か格好いいから」「本格的っぽいから」と取っ手むき出しフライパンを買う人が時々いますが、その人の家に大型オーブンがなければ笑い飛ばしてやりましょう。

なお取っ手を取り外しできるフライパンもあります。 あれ小さいオーブンにも入れられるし、火にかけても取っ手熱くならないし、収納の場所も取らないしと色々と便利なんですよねえ。

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