「ジュース」と「清涼飲料」の意味はイメージと違う

オレンジジュースを持つ女性

我々は何気なくジュースや清涼飲料水という言葉を使っています。 明確な定義はよく分からないけれど、果物系がジュースでスポーツドリンク系が清涼飲料といったイメージをお持ちの方が多いと思います。

しかし本当の意味は違います。 ジュースは「果汁100%の飲み物」、清涼飲料水は「味や香りの付いた、水以外のノンアルコール飲料全般」を指します。

ジュースとは

ジュースとは果実を搾って作った果汁100%の飲み物のことです。 そこに砂糖やはちみつは加えて良いことになっています。

我々は甘い飲み物全般をジュースと呼んでいますが、本当のジュースはごく一部です。 ジュースとは英語で「汁」をイメージする言葉であり、日本にて使われるそれとは若干食い違っています。

ジュースは商品パッケージに果物の「切り口」を表示していいことになっています。 逆にジュースではない飲み物は、パッケージに果物を使うことはできても切り口を表示してはいけません。

下の画像を見てください。

オレンジとカットオレンジ―

画像左側のオレンジ丸ごとの表示はどの飲料のパッケージにも使えます。 しかし右側のオレンジの切り口の画像はジュースのパッケージにしか使えません。

この表示でジュースか否かを一目で見分けられるようになっている訳ですね。

野菜ジュースはジュースではない

ジュースと言えば野菜にもジュースがあります。 しかしジュースの定義が果物の果汁100%であるのなら、野菜はジュースにならないはずですよね。

実は野菜ジュースはジュースにカテゴライズされていません。 ジュースはあくまで果物の果汁をしぼったものなので、野菜ではジュースにはならないのです。

野菜ジュースはジュースとは別体系の定義がされている飲み物です。 トマトジュースのカテゴリは「トマトジュース」、にんじんジュースのカテゴリは「にんじんジュース」です。

なのでトマトジュースはジュースではなくトマトジュースの定義に準じます。 紛らわしいですね。

トマトジュース

トマトジュースはトマト果汁100%の飲み物のことです。 そこに塩を加えてもいいことになっています。

トマトジュースに塩を入れるのは、トマトの旨みを増し、青臭さを消すためです。

野菜ミックスジュース

野菜ミックスジュースは果汁が50%以上かつ、果物と野菜を搾って作った飲み物のことです。

おいしい野菜ミックスジュースは大抵、果物の果汁が多く入っていてジュースに寄せています。 健康のために飲むのなら、野菜ジュースに寄せた不味い野菜ジュースを飲むことをお勧めします。

清涼飲料水とは

グラスに入った炭酸飲料

清涼飲料水とは乳飲料と水を除いた、アルコール1%未満の飲み物の飲み物です。 この条件を満たしていれば、ジュースも炭酸もコーヒーも豆乳もスープも清涼飲料水です。

ただ定義はともかく実態としては、スポーツ飲料に対する呼称となっています。 清く爽やかな気分になれる飲料ってイメージで使ってる感じですかね。

例えば「清涼飲料水を買ってきてくれ」と言ってお金を渡されたら「よし、コーヒーを買ってこよう。」とはなりませんよね。 大体の人はポカリスエットやアクエリアスと言ったスポーツドリンクを買ってくることでしょう。

ソフトドリンクとは

瓶に入った牛乳

ソフトドリンクとは清涼飲料水と乳飲料の定義を足した飲み物を指します。 国によってはコーヒーなど特定の飲料を除外したりしていますが、その実態はかなり曖昧です。

まとめ

  • ジュース:果実を搾って作った果汁100%の飲み物
  • 清涼飲料水:酸菌飲料・乳・乳製品・水を除いた、アルコール1%未満の飲み物
  • ソフトドリンク:清涼飲料水と乳飲料の定義を足した飲み物

ジュースの定義に該当する飲み物はそれほど多くありませんが、実態として非常に多くの飲料がジュースと呼ばれています。

逆に清涼飲料水の定義には多くの飲み物が該当しますが、清涼飲料水のイメージがある飲み物はスポーツドリンク辺りのみです。

この辺は色々と曖昧になっている気がするので、一度名前を再定義した方が良い気がしますね。

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