アンパンの上に付いているゴマは中身を識別するためのもの

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アンパンは日本の代表的な菓子パンです。 パン売り場に行けば必ずと言って良いほどよく見かける、定番の人気商品ですね。

アンパンと言えば上に乗っているゴマが特徴的です。 これは味を良くするためのものと思っている人が多いですが、中身を判別する目的でも付けられているんですよ。

アンパンのゴマは中身を判別するためのもの

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アンパンは明治7年に木村屋によって考案された食べ物です。 「木村屋のアンパン」なんてフレーズを耳にしたこともあるのではないでしょうか。

一口にアンパン言っても粒あん、こしあん、白あん、うぐいすあんなど色々な中身がありますが、普通に作ってしまうと外見から中身が分かりません。 間違って買ってしまうことがないように外見から中身を判断できるよう外見に差異が付けられ、それのひとつが上にゴマを乗せる工夫なのです。

木村屋や同じく菓子パンの老舗である中村屋では、中身が粒あんのアンパンは上に黒ゴマを、中身がこしあんのアンパンには上にケシの実を付けることで中身を区別できるようにしています。

ケシはアヘンの原料であり精製方法によっては麻薬となりますが、食用に使われているものには麻薬成分は含まれていません。 安心してお召し上がりください。

時代を下るごとに日本各地で様々なパン屋がアンパンを作るようになり、様々な亜種が開発されました。 そのため単純に「ゴマが乗っているから粒あん」ではない場合もあります。

しかし「外見から中身を判断できる」工夫がされている場合は多く、それに黒ゴマが用いられることは多いです。 パン屋にお寄りの際には、どのような工夫で中身を判別できるようにしているか見てみるのも楽しいかもしれません。

という訳でアンパンにゴマが乗っている理由は「外見から中身を判断できるようにするため」という訳でした。

ウグイスパンにウグイスは入っていない

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あまり見かけませんが、ウグイスパンというものもあります。 中に鶏肉が入っていそうな名前をしていますが、実はウグイスパンはアンパンの一種です。

製法はアンパンとほぼ同じで、アンパンとの違いは中にウグイス餡を入れているだけです。 ウグイス餡は青エンドウから作った餡で、その色をウグイスに例えてウグイスパンと命名されました。

ウグイスパンも昔は広く売られていたそうですが、売上はあまり伸びなかったようです。 緑色の餡の見た目があまりおいしそうに見えなかったのが原因でしょうか? やがて菓子メーカーが大々的に販売することはなくなり、今では街の伝統的なパン屋さんでたまに見かける程度になっています。

ウグイス餡のさっぱりした甘さはとても上品でおいしいです。 街で見かけたら是非一度食べてみてください。

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