東京ドームの大きさってどれぐらい?東京ドーム何個分とは
建物や敷地の広さの表現に「東京ドーム何個分」があります。 私は東京ドームに行った事がないのでこの表現がよく分からず、聞くたびに「甲子園で言ってくれ」と思っています。
まあ行けば実感が沸くというものでもないと思いますけどね。 私は甲子園球場になら何度も行っていますが、甲子園の敷地面積が何m²なのかなんて知りませんし。
そんな東京ドームと、各所が東京ドーム何個分なのかを調べてみました。
東京ドームの基本データ
「東京ドーム何個分」の表現で使われているのは建築面積の46,755m²です。 正方形なら1辺216mほど、畳を敷き詰めると大よそ30,000枚ぐらいになるでしょうか。
東京ドームには野球なら46,000人、コンサートなら57,000人もの観客を収容できます。 こんなに沢山入るんだからさぞかし広いのだろうと思っていましたが、イメージよりこじんまりとしていたようです。
なぜ東京ドーム何個分という単位が使われるか
別段キリが良い面積という訳でもない東京ドームがなぜ広さの単位として使われているのでしょうか。 調べてもハッキリとは分かりませんでしたので、推測を立ててみました。
まず人々が東京ドームに対してどのような印象を抱いているかについてですが、大よそ「デカい建造物」ぐらいの認識だと思います。 数万人を一度に収容できて高さもそれなりにありますからね。
そんな東京ドーム何個分という表現は、大抵は東京ドーム以上に大きいものに対して使います。 東京ドーム10個分なんて表現はよく聞きますが、東京ドーム1/10個分なんて表現はあまり聞きませんよね。
「1km四方」と言われると大した広さには感じませんが、これを「東京ドーム21個分」と言われるとデカい印象を受けます。 つまり「あのデカい東京ドームの何倍も大きいなんて」という強烈な印象を与えるための表現なのではないでしょうか。
ちなみに関西ではこの単位に東京ドームではなく甲子園が用いられることが多いです。 これは人々に馴染みのある建造物が実感が沸きやすいからだと思いますが、北海道では日本ハムスタジアムだったりするんでしょうか?
これ東京ドーム何個分?
甲子園:東京ドーム0.82個分
関西の東京ドームである阪神甲子園球場の建築面積は38,500m²で東京ドーム0.82個分です。 甲子園の方が若干小さいイメージはありましたが、結構大きさが違うんですね。
関西で広さの表現を表すのは甲子園単位ですが、東京ドームと微妙にずれていて具合が悪いので単位の統一が望まれます。
東京ディズニーランド:東京ドーム10.9個分
東京ディズニーランドの敷地面積は51万m²の東京ドーム10.9個分です。 人の数に圧されて広さの実感がありませんでしたが結構広いんですね。
ちなみに東京ディズニーシーは51万m²で東京ドーム10.5個分です。 TDLと大体同じ大きさですね。
USJ:東京ドーム9.2個分
USJのパーク面積は43万m²で東京ドーム9.2個分です。 TDL、TDSより若干小さいですが、その盛り上がりは負けておらず毎年堅実に入場者数を伸ばしています。
長崎ハウステンボス:東京ドーム32.5個分
日本で最も敷地面積の大きい長崎ハウステンボスの敷地面積は152万m²の東京ドーム32.5個分です。 開業以来赤字で2003年には経営破綻しましたが、2012年にHIS社が引き受けてからは黒字転換して堅調な伸びを見せています。
皇居:東京ドーム25個分
皇居の敷地面積は115万m²で東京ドーム25個分です。 皇居外苑も含めると230万m²で東京ドーム49個分になり、これは千代田区の12%もの大きさです。
小市民の私には草刈りが大変そうだなぐらいの感想しかありません。