ギャンブルで絶対負ける「マーチンゲール法」

皆さんは「誰もがギャンブルで絶対勝てる方法」をご存知でしょうか。 そんなものが存在したら早々に胴元が破綻するのでご存知な訳ないですね。

しかし逆に「誰もがギャンブルで絶対負ける方法」は存在し、しかもギャンブル経験のある人なら結構な確率で実践済みです。 そんな「マーチンゲール法」についてお話します。

マーチンゲール法とは

マーチンゲール法とはギャンブルの賭け方の一種で、難しそうな響きですがやることは単純な「負けたら倍賭ける」手法です。

確率1/2で当たれば倍・外せばゼロのギャンブルで考えてみましょう。 賭け金を100円から始め、当たれば終了、外れれば賭け金を倍にして再挑戦します。

挑戦回数賭け金配当金総経費差し引き
1100+200-100+100
2200+400-300+100
3400+800-700+100
4800+1600-1500+100

このように外れるごとに賭け金を倍にしていければ、何度負けても最終的に最初の賭け金と同額分プラス収支になる訳です。

最終的にはプラスになると聞くと、マーチンゲール法が何だか素晴らしいもののように見えるかもしれません。 実際マーチンゲール法は「絶対に勝てる方法」としても有名です。

しかしマーチンゲール法はそのような素晴らしいものではなく致命的な欠点を持っています。

マーチンゲール法の致命的な欠点

調子に乗ると確率の偏りに当たる

マーチンゲール法でお小遣い稼ぎをしようとする人は沢山います。 重要なのは最初の賭け金をいくらにするかで、安すぎると旨みが少なく、高すぎると外せる回数が少なくなります。

大体5回ぐらいは外せる金額を目安にする人が多いですかね。 5回連続で負ける確率は1/32なので、これぐらいの確率なら大丈夫だろうと考えるのでしょう。

このお小遣い稼ぎを1度で終えるならそう簡単には負けませんが、味を占めて「もう1回ぐらいなら大丈夫だろう」と何度も繰り返す人が多いです。

1日10回繰り返せば1/32なんて3日で引きます。 そうやって大損したところでようやく「俺はなんてバカなことをしてしまったんだ」と後悔することになるのです。

賭け金は無限に上げられない

マーチンゲール法は負ける度に賭け金を倍にしなくてはなりません。 1万円から始めて5連続で負けると、トータルで31万円の負けで次の賭け金は32万円になります。

外すごとに損失と賭け金は倍に膨れ上がり続けます。 たかだか1万円稼ぐために数十数百万と積み続けられる人は、資金面においても精神面においてもそう多くいません。

また多くのギャンブルでは賭けられる上限であるMAXベットが定められています。 賭け金がMAXベットを超えてしまったらマーチンゲール法は当然破綻します。

皆やりがちマーチンゲール法

このようにマーチンゲール法には致命的な欠陥があります。 マーチンゲール法を実践した大体の人が「最初は小銭を稼げていたけど、続けるうちに大損害を出してトータルマイナスになった」という結果に終わります。

それにもかかわらずマーチンゲール法に頼ろうとする人は非常に多いです。 あなたも「競馬で外したから次レースは大きく賭けよう」「株が下がったから保有数を倍にしよう」なんて経験をお持ちではないでしょうか。

これは負債があると清算したくなる「プロスペクト理論」が関係あるような気がします。 人間心理としてマーチンゲール法に頼るのはむしろ自然なことなのかもしれません。

しかしマーチンゲール法は大損害にぶち当たるリスクを孕んでいます。 「損失を取り戻すために倍額資金投入しよう」なんて考えはやめておいた方が無難でしょう。

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