京都で左右が一部逆転している理由

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京都府には右京区と左京区があります。 右にあるが右京区で左にあるのが左京区…ではないんです!

そうです、左にあるのが右京区で右にあるのが左京区なのです。 分かりにくいですね。一体何が左右なんでしょう。

左京区と右京区が左右逆の理由

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左京区と右京区はどちらも京都府の11ある区の1つです。 歴史は割と浅く、1929年に左京区ができて、1931年に右京区ができました。 つまり2つ一緒に名前を決めて左右と打った訳ではないということです。

それでは何に対して左右なのかというと、話は中国・隋の時代に遡ります。 隋の皇帝は南を向いて政務を執り行っており、遣隋使で中国文化を学んだ日本もまた隋の皇帝に倣い、天皇は南向きで政務を行うようになりました。

そして南向きの天皇から見て左か右かで呼ばれたために、通常の左右と逆転したという訳ですね。 現在の左京区と右京区は当時の左京・右京とは少し範囲が違いますが、これに倣って名付けられたものです。

左近の桜と右近の橘

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紫宸殿の庭に植えられている桜と橘はそれぞれ「左近の桜」「右近の橘」と呼ばれています。 これも紫宸殿に向かって左に右近の橘、右に左近の桜があります。

理屈は右京区・左京区と同じで、天皇が紫宸殿から南向きに見た時にどちら側かで名付けられています。

写真は左近の桜しか見えていませんが、向かって右側で紫宸殿内から見れば左ですね。

五山送り火の左大文字と右大文字

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京都の五山送り火では、東西に二つの「大」文字焼きがあります。 これも西が右大文字…ではないんです! これは素直に東西と左右が同じです。

庶民が京都御所に向かってどちらに見えるかで名前が決まったそうで、素直に左右が一致したんですね。 ああ、ややこしい。

これは京都御所内から見ても、そのまま南向きでは見えないからでしょうか?

男雛と女雛

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一般的なひな人形は向かって左に男雛、右に女雛を飾ります。 しかし京都は逆で、左が女雛で右が男雛です。

結婚式などもこれに倣います。 通常は新郎が新婦を守るために男の右手を空けるように並びますが、京都は逆です。 どこまで面倒なんだ京都!しかしこれは西洋から入ってきたルールが関係しているのです。

元々日本では右よりも左の方が格上とされていました。 例えば左大臣と右大臣なら左大臣の方が位が上です。

しかし明治になると右を上位とする西洋のルールが入ってきました。 大正天皇が即位する際に西洋の流儀で皇后の右に立ったこともあり、日本は西洋ルールへと傾いてきました。 そしてお雛様の並びや結婚式などで、男は右側に立つようになったのです。

そして例外が日本の伝統を守り続けている京都という訳です。 いいのか悪いのかはよく分かりませんが、知らない人が混乱するのが京都式です。

そんな訳で、京都では左右が逆転したりしなかったりしてるのです。 京都って難しいですね。

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