緑茶も紅茶もウーロン茶も、全て同じ茶葉から作られる

世の中には緑茶、ジャスミン茶、ウーロン茶、紅茶、プーアル茶など色々なお茶があります。 これらは一口飲めば味や香りが違うことは分かりますよね。

実はこれらのお茶は全て同じ植物である「カメリアシネンシス」の葉から作られています。 製法の違いによって色々なお茶になっているのです。

お茶の違いは茶葉の発酵度合いの違い

世の中には色々なお茶がありますが、その多くがツバキの一種であるカメリアシネンシスの葉から作られています。

例えば緑茶(玉露・煎茶・新茶・番茶・玄米茶・ほうじ茶・抹茶・宇治茶などなど)、ジャスミン茶、ウーロン茶、紅茶、プーアル茶は、全てカメリアシネンシスの葉から作られています。

同じ茶葉から作られているのに見た目・味・香りが違うのは、主に発酵の度合いが違うからです。 発酵させずにそのまま使えば緑茶となり、残りはどれだけ発酵させたかによってお茶の種類が変わります。

無発酵のカメリアシネンシスから作ったのが緑茶で、発酵を勧めるごとにジャスミン茶、ウーロン茶、紅茶、プーアル茶となります。 大体は色が濃いお茶ほど発酵が進んだ茶葉を使っています。

お茶発酵度
緑茶無発酵茶
ジャスミン茶弱発酵茶
ウーロン茶半発酵茶
紅茶完全発酵茶
プーアル茶黒茶

紅茶は輸送の過程で紅茶になった説

ヨーロッパはアジアを植民地にしてお茶を作らせ、ヨーロッパへと輸送していました。 アジアとヨーロッパは地理的に離れているため、陸路にしろ海路にしろ輸送には時間がかかります。

そんな長旅の過程でカメリアシネンシスが自然と発酵し、ヨーロッパに着くころには自然と紅茶の茶葉となります。 だからこそヨーロッパに紅茶文化が根付いたのではないかなんて説もあります。

同じ葉なのに色々な品種があるのはなぜ?

カメリアシネンシスには大別して「中国種」と「アッサム種」の2種があります。 中国種は緑茶向きであり、日本で主に栽培されているのも中国種のカメリアシネンシスです。 対してアッサム種は紅茶向きで、インドや中国などで栽培が盛んです。

しかし何々茶と一口に言っても、色々な品種があります。 例えば紅茶であればアールグレイ、ダージリン、セイロンなど主要なものだけで10を超え、味もハッキリ違います。

これらは世界中で栽培されていますが、産地ごとに育成環境・栽培方法・収穫時期・加工方法が違い、それが味や香りの違いとなります。 だから茶葉は産地ごとに名称が付けられていることが多いのです。

紅茶であればダージリンは北インド、セイロンはスリランカなど地名がそのまま品種名となっているものが多いです。 日本で栽培している緑茶も宇治茶や静岡茶など地名が付いていますが丁度あんな感じです。

一口にカメリアシネンシスと言っても、品種も環境も製法も違うのです。

カメリアシネンシスが絶滅したら?

カメリアシネンシスが絶滅してしまったら、我々が常飲している多くのお茶がなくなってしまいます。 緑茶も紅茶もウーロン茶も飲めません。

カメリアシネンシスが絶滅してしも残るお茶で代表的なのは麦茶でしょうか。 名前の通り大麦を使ったお茶で、大麦の種子を煎じて作っています。

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