剣道は二刀流で戦ってもいい

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宮本武蔵って格好いいですよね。私も子どもの時に武蔵の話を読んで、子ども心に格好良さを感じました。 宮本武蔵と言えば二刀流ですが、剣道で二刀流って見ないですね。

でも剣道では実は二刀流が認められているんですよ。

二刀流とは

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二刀流は両手に武器を持って戦うスタイルです。 一見すると何か強そうに見えますが、全くそんなことはありません。強ければみんなやってます。

二刀流は片手で武器を持たなければならないので、腕一本で振れなくてはなりません。 対して一刀流は柄の部分を両手で持ってテコの原理で武器を振るえます。 もしも両者がかち合えば一刀流の方が断然有利です。

剣道部なら誰もが一度は二刀流してみますが、これがとんでもなく戦いにくい! もちろん二刀流の練習を真面目にしてないことも一因ですが、これでどう戦えば強くなるのか分からないレベルのやりにくさです。

実感が沸きにくければ一本のバットを両手で持った時と片手に一本ずつの二本を持った時にどちらが強そうか考えてみてください。 結局二本あってもまともに振れないので、強く一本を持った方が良いのです。

なぜ二刀流に強いイメージがあるかといえば、二天一流の開祖・宮本武蔵の影響が強いと思います。 しかし当の武蔵も二刀を振るったのは演武の時だけという話がありますし、宿敵・佐々木小次郎との決戦でも長い一本の木刀で戦っています。 また武蔵が執筆した五輪の書には「二刀流は片手で剣を扱うための練習」と書かれているなど、我々がイメージするほど二刀流で戦っていないのです。

剣道における二刀流

剣道においても二刀流の使用は許可されていますが、年齢制限があり「大学生・一般の部」でのみ使用できます。 高校生以下の剣道部員は残念でした。

通常は120cm以内の竹刀ですが、二刀流の場合は114cm以内を一本と62cm以内を一本の二本を使っていいことになっています。 太刀と小太刀みたいな感じですね。

剣道においても二刀流は主流とは言えず、二刀流の選手が優勝したなんて話は全然聞きません。 全日本大会クラスだと出場選手に稀にいる程度です。

ただ二刀流は一部に根強い人気があります。中には二刀流を研究する団体「二天一流・武蔵会」なんてのがありますが、これが尋常じゃなく強い!…のですが、これは二刀流が強いというよりメンバーが強いのです。七段や八段がいますからね。大きな大会で実績は残せていないにしろ、そこらの剣道家から見たら神のように強いです。

剣道二刀流。強くはないかもしれませんが浪漫がありますよね。 浪漫に生きる人は武蔵会の門を叩いてみるのもいいかもしれません。

二丁拳銃は強い?

剣の二刀流は難しいですが、銃の二丁拳銃はどうなんでしょうか? 剣は力の問題で難しくとも、銃なら狙いを付けることができれば力は関係ありません。

ゲームや映画では二丁拳銃で戦うヒーローもいますが、もしかしたら有効な戦法なのでしょうか? あ、軽く調べたら「現実でできる訳ない」ってゴロゴロ出てきました。

銃の黎明期には両手に銃を持つスタイルもあったようですが、これは同時に撃つのではなく「撃ち尽くした後に持ち替える」ためのものだそうです。 しかしマシンガンの登場によりそれも無意味になってしまったようです。

やっぱり現実は厳しいなあ…

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