ガムとチョコレートを一緒に食べると溶ける

机の上に散らばったガム

ガムはいくら噛んでも口の中からなくなりません。 だからガムの味がなくなったら紙に包んで捨てますよね。

しかしガムとチョコレートを一緒に食べてみるとあら不思議、なんとガムが消えてなくなってしまいます。 これはガムは油溶性であるため、油分の多いチョコレートと一緒に食べると溶けてしまうからです。

ガムは油で溶ける

お皿に入った沢山のチョコレート菓子

ガムを長い間噛んでいると味のしないゴムのようなものが残ります。 これを「ガムベース」と言います。

ガムベースは何時間噛んでもほとんどそのままなので、味がなくなったら紙に包んで捨てます。 しかしそんなガムはチョコレートと一緒に食べるとすぐに溶けてなくなってしまいます。

一体何が起きたのかと言えば、チョコレートに含まれる「油分」による作用です。

ガムベースは水に溶けにくく油に溶けやすい「油溶性」という性質をしています。 だからいくら口の中で噛んでも中々なくなりませんが、油に触れるとすぐに溶けてしまいます。

チョコレートは成分の2~4割が油なので、ガムを溶かす食べ物の代表格です。 他にもクッキーなどのバター菓子やポテトチップスなどのスナック菓子にも油分が含まれているので、一緒に食べていると少しずつですが溶けていきます。

ガムベースを一番強力に溶かすのはサラダ油やオリーブオイルなどの油そのものです。 ガムを食べながら油を飲むことはないと思いますが、こびり付いたガムを掃除する時には役立ちます。

ガム掃除には油を使おう

服や地面にガムベースがこびり付いてしまうと、いくら水で洗っても中々取れません。 これはガムベースが油溶性だからですね。

そんな時には油を使うと簡単に除去できます。 キッチンペーパーに油を少し染み込ませ、溶かして拭き取りましょう。

ただし油に溶けたガムが周囲に染み込むので気を付けてください。 素材によっては変色や劣化が起こります。

ガムを飲み込んだけど大丈夫!?

ゴミ箱にゴミを捨てた女性

噛み終わったガムは紙に包んで捨てましょうと言われます。 それではガムを飲み込んではいけないのかと言えばそんなことはありません。

ガムの成分は消化吸収できないので、飲み込んだらそのままお尻から出てきます。 ガムとチョコを一緒に食べて溶けてしまったとしても同様です。

しかし直接的な健康被害はないにしろ異物であることは否定できないので、大量に飲み込むのはあまり良くないかもしれませんね。 最悪どこかに詰まってしまう可能性も考えられます。

ガムを食べた後はきちんと紙に包んで捨てましょう。

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