外食で他人と同じものを頼むのも気遣い

みんなで外食に行った際、普通はメニューと睨めっこして自分が食べたいものを推敲します。 あれも美味しそう、これも美味しそうと悩みに悩んで注文を決めますよね。

しかし他の人が頼んだものと同じものを頼むことが多い友人がいました。 最初は自分で考えるのが面倒なのかなと思っていていたのですが、友人は別段そういう性格ではありません。 ある時なぜ同じものを頼むんだと聞いてみました。

すると「同じものを頼んだ方が早いし、出てくるタイミングも同じになるから」という答えが返ってきました。 なるほど確かにその通りです。今後は私も真似しようと思います。

外食で同じものを頼む効果

複数人で外食をすると、各々の注文がやってくる時間に差が出来ることがあります。 そうなると食べるタイミングに困りますよね。

注文が来た順で食べ始めてしまうと会話がし難くなりますし、食べ終わるタイミングにも差が出てなんだか気まずい雰囲気になります。 しかし全員の注文が揃ってから食べるのも、食事が冷めたりラーメンが伸びて不味くなったりするかもしれません。 なるべく全員のメニューが同時に出てきて欲しいものですよね。

しかし店側の努力にも限界があります。 例えば刺身とグラタンとからあげの注文が同時に入っても同時に調理することは難しいですよね。 からあげを揚げている間に刺身を盛り付けるなどある程度努力はできますが、完成タイミングをピタリ合わせるのは難しいです。

刺身とグラタンとからあげを同時に作れなんて無茶な話です。 しかしこれが同じ注文ならどうでしょうか?少なくともバラバラの注文よりはずっとやり易いですよね。 作るスピードは早くなりますし、完成タイミングもほぼ同時になります。

自分の食べたいものが食べられなくなるのが欠点ですが、日常的に行く店でそこまでの拘りはないでしょう。 滅多に行く機会がない高級料理ならともかく、ファミリーレストランや定食屋なら正直何でも良いって人も多いはずです。

また同じメニューを頼むことは感覚を共有できるのもポイントです。 同じものを食べる訳ですから、「このお肉おいしい」とか「このソース何を使ってるんだろう」など共通の話題が出来て会話が盛り上がりやすいです。

他人と同じ注文をするのは優柔不断な印象もありますが、色々なメリットもあるんですね。 どうしてもコレが食べたいってんなら良いですが、別に何でも良いなんて時には「同じものを」と注文してみるのも一つの手です。

メニュー選びの心理

メニューを即決められる人は決断力が高く自己主張が出来るタイプです。 リーダー向きの性格と言えますが、頑固で融通が利かない場合もあります。

追従してメニューを決める人や他人と同じものを注文する人は協調性と柔軟性があるタイプです。 人間関係を重視し潤滑油になれる性格ですが、決断力に欠ける場合もあります。

最悪なのはいつまでも注文を決められない人です。 決断力と協調性の双方に欠け、他人を待たせることを厭わない自己中心的な性格と言えます。 無意識的にやっている場合もありますが、それはそれで周囲への配慮に欠けており好ましい事とは言えません。

皆さんはいつまでも注文を決められない人にならないよう注意してください。 特にビジネスやデートでやってしまうと「コイツはダメだ」と判断され切られる可能性すらあります。 怖いですね。

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