日本最大の砂丘は鳥取砂丘…ではなく猿ヶ森砂丘
日本にある代表的な砂丘と言えば鳥取砂丘です。 数少ない鳥取県の観光名所で、砂丘にラクダにすなば珈琲に砂の美術館なんてのもあります。
しかし鳥取県民の心とも言える鳥取砂丘は、実は日本一の広さではありません。 日本最大の砂丘は青森県の猿ヶ森砂丘です。
日本最大の砂丘は青森県の猿ヶ森砂丘
鳥取砂丘は言わずと知れた鳥取県のランドマークであり、その広さは545ヘクタールと言われています。 結構な広さですが、しかし日本一の大きさではありません。
日本最大の砂丘は青森県の下北半島にある猿ヶ森砂丘で、下北半島にあるため下北砂丘とも呼ばれています。 その広さはなんと鳥取砂丘の約3倍、1500haもあります!
しかし猿ヶ森砂丘は日本最大の砂丘の割に全然聞いたことないですよね。 これは一般人が立ち入りできないのが原因です。
猿ヶ森砂丘はその広い砂漠地帯を活かして、防衛省の弾道試験場になっています。 そのため立ち入ることはできず、ましてや観光なんてできません。 そんな事情で知名度が低いのです。
鳥取砂丘は観光できる砂丘の中で広さ日本一
鳥取砂丘は日本において猿ヶ森砂丘に次ぐ広さを誇る砂丘にして、観光できる日本最大の砂丘です。 だから観光名所として大々的にアピールして、知名度を高めることができたのです。
鳥取砂丘は鳥取県が最も力を入れている観光スポットです。 鳥取のアクセスの中心である鳥取駅と鳥取砂丘コナン空港のどちらからでもバスで20分と足を運びやすい位置にあります。
砂丘は小高い丘になっており1~2時間で堪能できるコンパクトさで、余裕があるならラクダや馬車に乗って周遊することもできます。 砂丘の側には大迫力の砂のアートが展示されている「砂の美術館」もあるので、鳥取砂丘に行ったらついでに寄ることをお勧めします。
また「日本で唯一スタバのない県」であることを逆手にとって「すなば珈琲」というギャグのような名前の店まで構えました。 鳥取県に「スタバ」はなくとも「すなば」はあるのです。(※今はスタバもあります)
広さでは猿ヶ森砂丘に譲るかもしれませんが、おもてなしの心意気では負けません。 というか猿ヶ森砂丘はそもそも入れないからおもてなしもクソもありませんね。
みなさんも鳥取に行ったら、ぜひ鳥取砂丘を見に行きましょう。 また鳥取にはコナンの作者・青山剛昌先生の記念館もあるので、併せてどうぞ。
ちなみに鳥取空港は平成27年に「鳥取砂丘コナン空港」となりました。 「鳥取に来たらここに行け!」という分かりやすいメッセージが込められていて、とても良い名前だと思います。