見るだけでも危ない!違法サイトの危険性
インターネットに存在するサイトは10億以上と言われています。 その中には違法なサイトも星の数ほど転がっており、膨大なアクセスを集める違法サイトも珍しくありません。
これら違法サイト、実は閲覧にリスクがあります。 法的な話に限らず、悪質な広告・スクリプト・ウイルスなどが仕込まれていることが多いんですよ。
マイニングに利用される
仮想通過の運営にPCやスマホのリソースを貸す代わりに、見返りとして仮想通過を得る仕組みのことを「マイニング」と言います。
このマイニング、実はサイト閲覧者にスクリプトを読み込ませてやらせることが可能です。 通称「仮想通貨マイニングスクリプト」と言い、読み込むとサイト閲覧者の機器リソースを使ってマイニングが行われます。
違法サイトにはマイニングスクリプトが仕込まれていることがあります。 マイニングはCPU・GPU・メモリなどのリソースを使う作業で、電力を消費し寿命を縮める行為でもあります。 こんなこと無料でやらされたらたまったもんじゃないですよね。
ウイルス・スパイウェア感染のリスク
違法サイトは運営者が悪意を持っている場合が多く、ひどいサイトになるとページを閲覧しただけでウイルス感染する可能性があります。 積極的に凶悪なウイルスに感染させようとする危ないサイトもあるほどです。
また「スパイウェア」と呼ばれる機器の情報を漏洩させるスクリプトを仕込まれることも多いです。 スパイウェアにそこまでの害はなく普通にネットをしているだけでもいつの間にか仕込まれる物ですが、気分の良いものではありませんし被害に繋がることもあります。
また違法サイトがアプリを提供している場合もありますが、そんなアプリにはウイルス・スパイウェア・アドウェアなど危ない要素が盛り沢山です。 アプリのインストールからのウイルス侵入はウイルス対策ソフトでも止められない場合もあるので、信用できないサイトのアプリインストールは止めましょう。
悪質な広告が多い
違法サイトは主に金銭目的で運営されており、その手段として広告掲載を利用することが多いです。 しかしまともな企業であればイメージダウンに繋がるので違法サイトに広告なんて置きません。
なので違法サイトの広告は必然的に悪質なものが多くなります。 また「ウイルスに感知しました!」などのシステムメッセージを騙って不安を煽る広告や、通話アプリのポップアップに似せた騙してクリックさせようとする広告も多いです。
そんな悪質な広告の遷移先は当然悪質なページです。 そこで変にアクションを取ってしまうと何かしら被害にあうかもしれません。
勝手にリンクや新規ページが開かれる
特に悪質性の高いサイトでは「勝手に」リンクや新規ページが開かれることもあります。 正確には普通設定しないアクションに引っ掛けているのですが、そのためユーザーからすると想定外の挙動に見えます。
これで出てくるページがまた悪質で、違法性の高いサイトや「PCに異常があります」などのメッセージを表示するページが多いです。 これらページが勝手に大量に出てくることもあって、本当に異常が起きたと勘違いする人もいます。
またAmazonや銀行など大手サイトと酷似したレイアウトのページが出てくる場合もあります。 これを本当のサイトと勘違いしてログインしてしまうと、パスワードがバレてしまう訳ですね。
法的なリスクもある
違法サイトを閲覧するだけで違法になることはまずありません。 しかしサイトの機能を使ううちに違法なことをしてしまう可能性はあります。
例えば著作権違反のコンテンツをダウンロードするボタンが平気で付いているサイトがありますが、ダウンロードは当然違法な行為です。 ボタンが付いてるからと軽い気持ちで押してしまうと大変なことになります。
また違法コンテンツを閲覧して生成されたキャッシュファイルを一時フォルダから移動させれば違法行為になります。 これ知らない人が意外に多いです。
法律をよく知らないまま違法サイトを利用し、知らずに違法行為に手を染めている人も少なくありません。 逆に法律をよく調べて違法サイトを合法的に利用する人もいますが、それはそれでどうなんでしょうね…
違法サイト閲覧は自己責任
違法サイトの中には膨大なアクセスを集める人気サイトが数多くあります。 友人やあなた自身が利用しているサイトもあることでしょう。
しかし皆が使っているからといって油断してはいけません。 違法サイトは法律・倫理観・品性をかなぐり捨てた先に出来たサイトなので、運営者の質も推して知るべしなのです。
ただよほど悪質なサイトでなければそう無茶はしていません。 違法サイトと言えども商売である以上は一定の信用は必要なので、ある種のバランス感覚を持っているサイトが多いです。
ただ違法サイトはいろいろな意味で危険なのは間違いありません。 また問題が起きても違法サイトを閲覧していたという後ろめたさから、積極的に人や組織を頼れない場合も多いです。 自己責任という言葉を噛みしめながら閲覧しましょう。
本当なら「違法サイト閲覧は止めよう!STOP違法サイト!」と言うべきかもしれませんが、それは他の人に任せることにします。 需要がある以上はアクセスが集まりますからね。エロサイトとか、漫画サイトとか、ゲーム配布サイトとか…