ネットで調べる時は間違った答えを書け!「カニンガムの法則」

悩むネット利用者

調べものをする手段にネットを利用する手があります。 専門サイトを読んだり、検索エンジンで探したり、コミュニティで質問したりと色々な方法がありますよね。

そんなネットの調べもので最も冴えた方法のひとつと言われているのが「カニンガムの法則」です。 具体的には「間違った答えを書けば、誰かが訂正してくれる」というものです。

カニンガムの法則とは

画面の向こうに怒る人

ネットで正しい答えを得る最良の方法は、質問することではなく間違った答えを書くことである。

これはスティーブン・マクギーディが提唱した「カニンガムの法則」です。 フランスのことわざ「嘘を説いて真実を知る」をネットに適用したものと言われています。

この法則は壮大な実験に裏付けされた普遍的な法則ではなく、いわば仮説のようなものです。 ただ経験則的にこの法則に一理あると考える人は少なくありません。

例を挙げてみましょう。

どの書き込みにレスを返したい?

あなたは外洋に「ウミアメンボ」という昆虫が生息していることを知っています。

その前提でネットにて以下の書き込みのいずれかを目にした時、あなたがレスを返したくなったのはどれの書き込みでしょうか。

レスを返したくなるのはどれ?

  1. 外洋に昆虫は生息していますか?
  2. 外洋に昆虫は存在しません。
  3. 外洋に昆虫がいないのは当たり前の常識です。少し考えれば分かりますよね?

各書き込みに対峙した時の心理

1.普通の質問の場合

誰に宛てた訳でもない普通の質問の場合、いちいち教えるのは面倒に思うことが多いです。

気まぐれに答えることもありますが、やりたいことがある時や疲れている時にいちいちレスはしません。

2.間違った書き込みの場合

間違った書き込みの場合、何だかモヤモヤしてスルーしにくくなります。

間違いを訂正したいとか、相手の無知を指摘したいとか、そういう気持ちが湧くのかもしれません。

3.間違っている上に偉そうな場合

間違っている上に偉そうな書き込みの場合、「訂正して思い知らせてやらなければならない」という気持ちが湧いてレスを返したくなります。

勘違い野郎を正してやらなければならないとか、偉そうなアイツをやり込めたいとか、そんな気分になりますよね。

ネットでレスが多くつくのは?

実態としてネットでは「3 > 2 > 1」の順に多くのレスが付いている印象があります。 全てのコミュニティでそうだとは言いませんが、カニンガムの法則には一定の理があるように思えますね。

確信犯的に3の手法を使う場合、間違いを指摘されても認めず開き直るとより効果的かもしれません。 傲慢で無知なあなたをやり込めるために、より精度が高く緻密な情報を叩きつけてくるでことしょう。

なお言うまでもないことですが、3の手法はかなり感じが悪いものです。 できればやらない方が良いですが、どうしてもやりたい時は匿名でやりましょう。

カニンガムの法則の代表例はwiki

ウォード・カニンガム

スティーブン・マクギーディは、元同僚のウォード・カニンガムから法則のアドバイスを受けたことから「カニンガムの法則」と名付けたと話しています。 ウォード・カニンガムはユーザが共同で編集する百科事典であるwikiの原形、「WikiWikiWeb」を発明した人物です。

wikiはカニンガムの法則の代表的な例とされています。 誰にでも加筆修正できる仕組みなので、より詳しい有識者によって、より正しく洗練された内容に更新され続けていますよね。

wikiはそうして世界一の百科事典サイトにまで成長しました。 中には無茶苦茶言ってる記事も沢山ありますが、そのうちスルー出来なかった訂正者が更新してくれることでしょう。

情報がないよりは、間違っていても書いた方が良いケースもある

間違っているかもしれない情報を書くことには誰もが躊躇いを覚えます。 しかし「間違いは絶対に書かない」よりも「間違っているかもしれないけど書く」の方が役に立つこともしばしばあるのです。

例えば何かを質問されるとき、漠然と「何々について教えてください」と言われても困りますよね。 それよりはあやふやなでも可能な限り自分の認識を書いて「この認識が正しいか確認してください」と言われた方が、間違いや抜けをより的確に整理・指摘できます。

もちろん間違っているかもしれない情報を出してはいけない場合もありますけどね。 ただwikiのようなケースもあるので、状況に応じてどうすべきかを考えましょう。

実はこのサイトも…

このサイトも「躊躇って書かないよりは、間違っていても書いた方がマシ」の方針で運営されています。 サイト運営目的のひとつに「脳内情報の整理とアッデート」があり、そのためには目に見える形で出力する必要があるからです。

一応は気を付けて書いているつもりですが、絶対に間違いがないとはとても言えないサイトです。 間違いにお気づきの方は、お手数ですが連絡フォームからご指摘いただけると大変ありがたいので、よろしくお願いいたします。

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