依存症のただ一つの解決法は「別の依存先を見つける」こと

patience

私は率直に言って依存症になりやすい性格をしています。 何かひとつのことに熱中しやすい性質で、何かをやり出すと何時間も続けてしまいます。

それが人生にプラスになることならいくら続けても問題ありませんが、世の中そんなものばかりではありません。 スマホ、SNS、ゲーム、パチンコ、お酒、食べ物など過度な依存は危険なものが沢山ありますし、そういったものほど依存しやすいように出来ています。

実際私も依存するとまずいものに傾倒しかけることがよくあるのですが、「まずい止めよう」と思ったらきっちり止めています。 どうやって止めるのかと言えば「別の依存先を見つける」ことによって止めます。

一旦依存症となった欲求を我慢するのはムリ

addiction

一旦依存症となってしまった習慣は、止めようと思っても我慢するのは中々難しいです。 依存症の我慢を例えるなら、絶えず船底に流れ込んでくる水を必死にかき出し続けているような状態です。 しかし我慢には限界があるため、いくら辛抱強く我慢してもいずれは欲求に飲み込まれて手を出してしまう可能性が高いです。

我慢を続けて依存症を克服できるなら大したものですが、それには相当な労力が必要です。 しかし船底から水が流れ込んできたらかき出すのも大事ですが、それよりも空いた穴を塞いで水が入ってこないようにする方が良いですよね。 という訳でもっと上手いやり方で依存症を治しましょう。

「する」と「し続ける」のどちらが大変かと言えば、当然ながら「し続ける」方が多くの労力を要します。 依存症の欲求は絶えず沸き続けるため、それを止めようと思うと我慢し続けなければなりません。 これは大変な労力が必要になります。

ならば「し続ける」ではなく「する」によって対処すれば幾分楽になると思いませんか? 具体的には依存症状に我慢できなくなったら「別のこと」をして気を逸らせばいいのです。

依存先を変えることによって依存症を治す

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という訳で経験則的に依存症状は歯を食いしばって我慢するよりも、他の何かをして欲求を逸らした方が良いです。 もっと言えば「別の依存先を見つける」のが良いです。

一見依存症を治して依存症になったら本末転倒なように見えますが全然違います。 例えば麻薬に依存しているのとスポーツに依存しているのならスポーツの方が全然害は少ないですよね。

一つしかない依存先を複数に付け替えるのも効果的です。 ドカ食い一つに依存してしまうとブクブク太って健康被害が出ますが、食事、スポーツ、ゲーム、映画鑑賞、買い物など色々なものに少しずつ依存すれば大分健康的に過ごせます。

依存症になるような時は何かに依存しなければ精神の安定を保てない状態になっています。 それが元来の性格によるものかストレスを受けた結果かは分かりませんが、原因を解消しない限りは依存症状もなくなりません。

この原因を解消できるのなら良いですが、どうにもならない事も沢山あります。 そんな時には無理に依存症を解消しようとせずに、依存先を無害なものに変えていってみてください。 可能なら習い事などの自分にプラスになるような事に依存するように調整しましょう。

そして余裕が出来れば原因を解消していくと良いでしょう。 自身と周囲が安定すれば物事に依存しなくても精神の安定は得られるようになります。 なるべくそんな状態が好ましいですが中々難しいことなので、余裕がない時にはなるべく無害なものに依存しましょう。

依存対象へは二度と近寄らない

依存症は一件して脱却できたと思っても完全に治癒することはありません。 アルコール依存の人が何年もの断酒に成功したとしても、ほんの一杯飲んだだけで再び依存症になるのは珍しい話ではありません。

だからある程度依存症状が治まったら、依存対象には近寄らないことが肝心です。 「ほんの少しだけなら」と思いがちですが、そうやって自制できる人はそもそも依存症になっていません。

依存症から脱却した後は依存対象に二度と近寄らないように心がけましょう。

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