嘘をつくと出る言動から学ぶ、嘘を見破るテクニック

人は嘘をつく時、普段とは調子が変わることが多いです。 自信がなさそうに話す・声のトーンが変わる・挙動不審になるなど反応は様々ですが、普段と違う様子に違和感を感じることも多いです。

そんな嘘をついた時に出る反応から見る、嘘の見破り方をまとめました。 あなたの気になる相手の話に対して、ぜひ参考にしてみてください。

話の内容から嘘を見破る

話の曖昧さ

たとえ相手に嘘を信じ込ませたい人であっても、可能な限り嘘をつくのを避けようとします。 これは責任感や罪悪感からの逃避であったり、嘘をつきすぎて信用を失う・話が破綻するリスクを避けようとする心理からくるものです。

その影響で会話から一人称(「私が」など)が減り、また「はず」や「思う」などの曖昧な言葉が増えます。 そのようなフワフワした会話になったら注意しましょう。

話の具体性

嘘は作り話なので、内容に無理があったり、細部まで作り込まれていなかったりします。 そのため多くの嘘は追及されるほどに話の辻褄が合わなくなっていきます。

嘘だと疑わしい話があった場合、「いつ」「どこで」「誰と」「何をした」のかをなるべく具体的に聞きだしてみてください。 作り込みが甘ければその場で分かりますし、後から裏を取って確認することもできます。

なお嘘が発覚するまで時間があった場合や、商品販売や勧誘などで同じ嘘を何度もついた経験がある場合、具体的で詳細な嘘を用意してくることもあります。 そんな時には後述の説得行動を参考にしてみてください。

説得行動から嘘を見破る

嘘をつく時は「本当のことを言っていると思わせたい」という、相手を説得したい気持ちが生まれます。 その気持ちは以下の「説得行動」となって表に出ることが多くなります。

前置きや変な間が多くなる

実体験は強く記憶に残りますし実際にあったことなので、適当に話をしても破綻はしません。 しかし嘘は作り話であるため、適当に話をすると無茶苦茶な内容になります。

そのため嘘をつく際には内容を脳内で再確認し、破綻がないようストーリーを練らなくてはなりません。 その影響で「実は…」などの前置きが多くなったり、変な間が増える傾向があります。

話が長くなる

嘘の信憑性を高くするには話に説得力を持たせる必要が出てきます。 そうなると話を詳細まで作り込まなくてはならず、そうすると話が長くなります。

普通に話をする時は些細なことを詳細まで語ったりしません。 しかし嘘をつく時は嘘ではないと説得したいという動機によって、いちいち詳細まで語って話が長くなりがちです。

話を終わらせようとする

いくら詳細まで作り込んだ嘘でも所詮は作り話、話が長引くほど嘘がバレる可能性が高くなります。 だから嘘つきは話を早く終わらせようとします。

具体的には追及すると不機嫌になったり、勢いで話を終わらせようとすることが多いです。 こうなった時には何かあると思った方が良いかもしれません。

目から嘘を見破る

目線が右上を向く

人は過去を思い出そうとする時に視線は左上を、何かを想像しようとする時に視線は右上を向く傾向があります。 これは目線が脳と連動していることによる動きです。

過去の経験をそのまま話すなら視線は左上を向くはずです。 それにもかかわらず右上ばかりを向いている場合、何かを頻繁に思考している=嘘の可能性があります。

目をそらす

人は罪悪感や不安を感じると相手から目を逸らそうとします。 つまり相手が目を逸らしたら、それは嘘をついたことに起因する感情が原因の可能性があります。

慣れた嘘つきは逆に「ウソじゃないぞ!」とアピールのため、敢えて目線を合わせてくる場合もあります。 しかし全く目線を逸らさないのもそれはそれで怪しいので、発言と諸動作を注意深く観察しましょう。

妙な方向に視線を送る

話の途中にチラチラと妙な方向を見る人がいますが、これは見られて困るものを確認している可能性があります。

人は「大丈夫であることを確認したい」という欲求を持っています。 例えば見られると嘘がバレる日記帳を本棚に隠している場合、日記帳が無事であることを本棚を見て確認しようとするわけです。

話の途中に意味ありげな目線を同じ方向に何度も送っている場合、そちらに見られて困るものが隠されている可能性があります。 「さっきからチラチラ見てるの何?」と確認してみると良いでしょう。

ストレス反応から嘘を見破る

嘘をつくと「嘘がバレていないだろうか」「話の辻褄は合っているだろうか」「追求されたらどう返せば良いだろうか」などの心配ごとが出てきます。 つまり嘘をつくことでストレスを感じ、それがストレス反応となって表に出てきます。

ストレス反応が出るのは嘘をついた時に限りませんが、嘘をついた時もよく出ます。 真偽判定の参考にすると良いでしょう。

なだめ行動

人は不快感や不安を感じると、それを安らげようと自分をなだめる行動に出ます。 具体的には身体の一部を弄る(髪・鼻・頬など)、身の回りのものを触る、つばを飲む、貧乏ゆすりなどです。

会話中にこれらの行動に出た場合、強いストレスを感じています。 何に起因するストレスなのか、注意深く探ってみましょう。

3つのF

人は危険を察知してストレスを感じた時「3つのF」と呼ばれる「固まる(freeze)」→「逃げる(flight)」→「戦う(fight)」の三段階の反応をします。 これらも嘘をついた時によく見られる反応です。

フリーズはストレスを前にして固まる反応です。 言葉に詰まる、はっとして固まる、動きが少なくなるなどの反応があります。

フライトはストレスから逃げたい、離れたいという欲求から出る反応です。 話題を打ち切ろうとする、逃げるような姿勢を取る、離れようとする、落ち着きがなくなるなどの反応があります。

ファイトは攻撃によってストレスを制しようとする反応です。 言動が攻撃的になる、睨みつける、距離を詰めてくる、声が大きくなる、早口や多弁になるなどの反応があります。

ワンポイント

上記の反応をしたからといって、必ずしも嘘をついているとは限りません。 酔っていて思い出せない、うろ覚えや勘違いで辻褄が合わない、ストレス反応の原因が別にあるなどのケースも考えられます。

なので嘘らしき反応があったからと言って、それが本当に嘘なのかは分かりません。 その場のリアクションで嘘と決めつけるのではなく、じっくりと確認していきましょう。

嘘をつき通すには別の嘘が必要になり、別の嘘は更に別の嘘を呼びます。 そうして少しずつ詰めていけば、嘘は風船のように膨らみ続け、やがて限界点を迎えて破裂します。 真綿で首を絞めるイメージで、焦らずじっくり詰めましょう。

B!

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