携帯が振動したような錯覚「ファントムバイブレーション・シンドローム」

携帯が鳴ったと錯覚する人

「携帯電話が振動したと思ったのに、確認しても何の通知もなかった」なんて経験はないでしょうか。 特に連絡を待っている時にこのように感じることが多いです。

実はこれ「ファントムバイブレーション・シンドローム」という錯覚です。 現代人の多くが一度は経験している事象ですが、頻繁に感じるなら携帯から距離を置いた方が良いかもしれません。

ファントムバイブレーション・シンドロームとは

携帯の着信に起こされた人

ファントムバイブレーション・シンドロームとは、携帯が振動していないのに振動した・着信音が鳴っていないのに鳴ったと錯覚する現象です。

これは脳が別の音や感覚に過剰反応して起きています。 なので携帯の通知に神経質な人、過度の緊張時、脳の疲労時などに起こりやすいです。

対処法は脳を休ませリラックスすることです。 しっかり休息・休憩する、会話や趣味で携帯を忘れる、携帯の電源を切るなどにより改善できます。

ファントムバイブレーション・シンドロームが広まった経緯

ファントムバイブレーション・シンドロームは携帯の普及によって広まった現代病とも言える錯覚です。 いくつかの調査によると70~80%もの人が一度は経験していると答えています。

この背景には常に携帯から呼び出しがかかる現代人のしがらみの多さがあります。 親族・友人・職場・関係各所からいつ通知が着てもおかしくなく、常に緊張している=錯覚を感じやすい状態にあるのです。

仕事や緊急の用事はともかく、友人とのたわいないやり取りにまで迅速な返信を心がけていると気が休まる暇がありません。 そんな緊張しっぱなしの生活をしていると段々とファントムバイブレーションシンドロームを感じることが増えていくことでしょう。

頻繁に錯覚を感じるのは脳が疲れている証拠なので携帯とは距離を置きましょう。 重要な連絡のため手放せない方は、必要な連絡先は着信方法を変える・重要連絡用の携帯を別に用意するなどの対処も効果的なようですよ。

ちなみに私はファントムバイブレーションシンドロームをあまり感じない方です。 迅速な返信を心がけるつもりが全くなく、オフには気が向いた時にしか携帯を確認しなのが理由と思われます。 代わりに「レスポンス悪いぞ」と責められることが多いですけどね。

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