滋賀県の1/6は琵琶湖
あなたの周りに滋賀県民はいますか?もしいたら「やーい、お前の県1/4が琵琶湖ー!」と言ってやりましょう。 そうすれば「1/6だよ!」と返ってくるはずです。
琵琶湖ネタは滋賀県民弄りの鉄板ネタです。 覚えておくと滋賀県民とのトークが捗るかもしれません。
滋賀県のランドマーク「琵琶湖」の豆知識
琵琶湖は言わずと知れた日本一の大きさの湖です。 その面積は669㎢にもおよび、日本二の大きさの湖である霞ヶ浦の4倍以上もの面積を誇るぶっちぎりの一位です。
滋賀県の面積が4017km²なので、琵琶湖は滋賀県のほぼ1/6を占めている計算になります。 滋賀県の全体図を見ると中央に鎮座する琵琶湖の存在感は大きく、ぱっと見では1/4ぐらいあるようにも見えますね。
湖の周囲は241kmにもおよび、サイクリングロードとしても有名です。 琵琶湖マラソンなんてのもありますが、湖南の方を少し撫でただけで42.195kmになってしまいます。
また琵琶湖には日本で唯一湖面にある人が住む島の沖島があります。 面積は1.52㎢で人口300人ほどの小さな島ではありますが、日本の湖なんて沖島より小さいものだらけです。 そんな島を軽々内包できる琵琶湖のキャパシティは凄まじいものがあります。
琵琶湖が大きい理由は川
琵琶湖が大きい理由は川の数にあります。 琵琶湖には120もの川から水が流れ込んできますが、流れ出ていくのは瀬田川のわずか1つのみです。 だからこんなに大きな湖になってしまったのです。
ちなみに琵琶湖から水が流れ出る川のことを滋賀県内では瀬田川、京都府内では宇治川、大阪府内では淀川と呼んでいます。 京都府民は宇治川をさも風情溢れる川のように言ってますが、実際は汚いことに定評のある淀川の一部です。
淀川が汚いのは、滋賀県民が排水を流し、京都府民が排水を流し、大阪府が排水を流して下流にいくほどに汚くなるからです。 いくら上流が綺麗でも、これだけ排水を流せばそりゃあ下流は汚くなりますよね。
ことわざ「急がば回れ」の由来は琵琶湖
急いでいる時は危険な近道よりも安全な遠回りをした方が良いことを、ことわざで「急がば回れ」と言います。 実はこの由来は琵琶湖から来ています。
当時は琵琶湖の東側から京都へ向かう場合、そのまま琵琶湖を船で横断してしまう水路と、琵琶湖の南側にある瀬田の唐橋を渡っていく陸路がありました。
陸路は大回りになるため何もなければ水路の方が早いです。 しかし水路は比叡山から吹いてくるおろし(突風)に晒され、船が全然進まなくなったり転覆する危険もありました。
それを室町時代の連歌師・宗長が「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」と詠んだのが「急がば回れ」の由来なのです。
琵琶湖の陸地が吹っ飛んでできたのが淡路島?
瀬戸内海に浮かぶ兵庫県の淡路島は、琵琶湖を反転させたような形をしています。 大きさもほぼ同じ(琵琶湖の方が若干大きい)ことから「淡路島は琵琶湖の陸地が吹っ飛んでできたもの」と言われています。
まあそんな訳はなくこれも有名な関西ジョークです。振られたら適当に話を合わせておきましょう。 ただ時々完成度の高い詳細な設定を作った上でこの話を触れ回る奴がいて、そんな話を聞いてしまうと本当に信じてしまうかもしれません。
滋賀県民と京都府民の琵琶湖を巡る争い
京都府民は基本的に傲慢で腹黒いです(偏見)。京都こそが関西の中心、いや日本の中心であると信じて疑いません。
そんな京都様ですから、滋賀県なんて眼中になく歯牙にもかけません。滋賀だけに。
滋賀県民は京都府民に虐げられる存在ですが、怒ると「あまり調子に乗ると琵琶湖の水を止めるぞ」と脅します。 京都市は琵琶湖から琵琶湖疏水を通して年間2億tもの水を取水しており、これを止められては一気に水不足になるのでとても困ります。
しかし京都府民も負けてはおらず「そんな真似をしたら疏水感謝金は払わんぞ」と返してきます。 京都市は滋賀県に年間2億円もの疏水感謝金を支払っており、なくなると滋賀県は困ってしまいます。 こう言われると滋賀県民はあまり強く言えません。
こうして今日も滋賀県民と京都府民の醜い争いが起きているのです。