ミーアキャット|群れで起立する姿でお馴染み
名称(学名) | ミーアキャット (Suricata suricatta) |
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身体 | 体長:30cm / 尾長:25cm / 体重:700g |
生息地 | 南アフリカの乾燥地帯など |
食性 | 雑食で昆虫・小動物・果物・植物の根などを食べる |
ミーアキャットの特徴
ミーアキャットの前足の爪は後足爪の倍の長さがあり、この爪で穴を掘るのが得意です。 地下に全長数十メートルのトンネルを掘ってそこで生活します。 トンネルは深さ1~2mほどあり、中はアフリカの暑い砂漠地帯でもある程度の涼しさを保てます。
またトンネルは生活の場の他に、鳥や獣から逃げるための避難場所としての役割もあります。 トンネルには複数の出入り口があり、危険が迫った際には急いで中へ逃げます。
ミーアキャットの生態
生息地
南アフリカの乾燥地帯などに、複数の家族が集まって10~30頭ぐらいの群れで生活します。
普段の生活
夜は地下の巣で眠り、朝になると出てきて日光浴をします。 ミーアキャットの1日は冷えた体を温めることから始まるのです。
その後はエサを探すため外で活動しますが、その際に群れから数匹見張りを立てます。 見張りは蟻塚や小山の上などの見晴らしのいい場所に立ち、天敵の猛禽類などが来ていないか見張るのです。 もし見つけたら甲高い声で仲間へ知らせます。
繁殖と成長
繁殖期は決まっていませんが、6月~1月ごろに盛んに繁殖行為を行います。 妊娠すると2~3か月の妊娠期間を経て2~4匹の子を出産します。
群れは10頭以上いますが、子どもを作るのはオスメス一組のみです。 他はお手伝いさんのように子育てを助けます。 子はヘルパーたちに子守、授乳、狩り教育などを受けながら育ち、9か月ほどで成熟します。寿命は10年ほどです。