ハンミョウ|別名ミチオシエ(道教え)

cicindela-japonica
名称(学名)ハンミョウ (Cicindela japonica)
身体体長:2cm
生息地日本の河原や草原など
食性肉食で昆虫などを食べる

ハンミョウの特徴

cicindela-japonica

ハンミョウは青と橙が鮮やかに光る昆虫です。 日光に当たるとキラキラ光りますが、これは鳥を避けるためとか、太陽の光を反射して体温を上げないためとか言われています。

道にいるとよく目立ち、近づくと数mジャンプして先へ行き、また近づくと数m先へ…とまるで道を教えているかのように逃げるのでミチオシエとも呼ばれています。 もちろん人間を誘っている訳でなく、ただ逃げているだけです。

幼虫時代は少し湿った地面に潜み、成虫となってもその付近で生息します。 なので川沿いの草原や林道などでその姿を見かけることができるのではないでしょうか。

ハンミョウの生態

生息地

日本の本州以南に生息しています。 河原や林道など、粘土質の湿った地面がある場所付近で生活することが多いです。

幼虫も成虫も越冬し、特に成虫は10匹ほどで集団越冬する姿を見ることができます。 もしかしたら体が光るのは、集団越冬時に太陽の光を集めて体を温めるためなのかもしれませんね。

普段の生活

日中に活動し、幼虫時代は地面に穴に潜んで迷い込んだアリなどを引き摺り込ん体液をすすります。 成虫になるとその大きな顎で昆虫を挟んで食べます。

繁殖と成長

初夏~夏に繁殖期を迎え土の中に産卵します。 孵化すると1年ほど幼虫として過ごし、穴の中に潜んで狩りをします。 その後成虫になって7か月ほど生きます。

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