アオダイショウ|1mを超える大型で大人しいヘビ
名称(学名) | アオダイショウ (Elaphe climacophora) |
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身体 | "体長:1~2m<(胴回り3~5cm)" |
生息地 | "日本" |
食性 | "肉食" |
アオダイショウの特徴
アオダイショウは日本に生息するヘビで、本土にいる中では最大の種です。 大きなものになるとその体長は2mにも達し、他の蛇の優に1.5~2倍もの長さを誇っています。 アナコンダなどに比べると可愛いものですが、日本ではこいつが最大級なのです。
アオダイショウという名前は青くて大きい体から名付けられたものです。 実際の色は青というより緑色に近いですが、個体によってはかなり青っぽく見えるものもいます。
巨体を持つアオダイショウですが、性格は大人しく毒も持っていません。 こちらからちょっかいをかけない限りは襲ってきませんが、草むらに紛れているものを踏んで噛まれたりなどはあるようです。 ただ噛まれても消毒して感染症にだけ気を付けておけば問題ありません。
「アオダイショウは家に住み着き家を守る」なんて昔から言われていますが、これはアオダイショウの生態と関係しています。 アオダイショウは主にエサとしているネズミのいる周辺にいることが多く、人家に住み着いたネズミを食べるために住み着いている訳です。 ある意味で家を守っていると言えます。
1~2mもの大きさのヘビが気にならなければ近所で見かけても放っておきたい所です。 ただ女性はヘビに忌避感を持つ人も多いので「どこか遠くにやって」とせっつかれることが多いです。 アオダイショウよりネズミの方がヤバいんですけどね…
アオダイショウの生態
生息地
日本各地の森林、草原、平原や都市部にも生息しています。 樹上や壁に登ったり水中を泳いだりもでき、様々な環境で生活しています。
11月の半ばごろから3~4か月ほど、土の中などで冬眠します。
普段の生活
昼行性で日中に採食し、夜は岩陰などで休みます。 肉食でネズミの他、飲み込める程度の大きさの哺乳類・爬虫類・鳥類・鳥の卵などを食べます。
繁殖と成長
卵生で5~6月に繁殖期を迎え、7~8月に6~17個ほどの卵を産みます。 卵は1か月半~2か月で孵化します。
産まれた時に30~40cmほどの大きさがあり、脱皮しながら成長して2~3年で大きさは1mに達します。 3~4年で成熟して寿命は5~10年ほどで、飼育下では17年ほど生きた記録もあるようです。