モルモット|ずんぐりむっくりした愛らしい姿のネズミ
名称(学名) | モルモット (Cavia porcellus) |
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身体 | 体長:20~40cm / 体重:1.5~2kg |
生息地 | 南アメリカの乾燥地帯 |
食性 | 草食で草・種・果実などを食べる |
モルモットの特徴
モルモットはずんぐりむっくりした体が特徴のネズミの仲間で、その姿から「ギニーピッグ(ギニアのブタ)」などと呼ばれることもあります。 その愛らしい姿と温和な性格でペットとして人気があります。
インカ帝国では食肉用の家畜として飼われていた歴史を持ち、様々な品種改良がされてきました。 今日においてもサイズ・毛色・毛並みなど多様な品種がいます。中には体毛のない「スキニーギニアピッグ」といった変わり種もいます。
実験動物の代名詞にもなっている「モルモット」ですが、これは非常に繁殖力に優れること、ヒトと同じくビタミンCを体内でブドウ糖から生成する機能がないこと、薬の影響が強く出ることなどの理由により実験動物とされることが多かったためです。現在はラットやマウスの方がよく使われているのですが「モルモットにする」なんて言葉が根強く残っています。
その繁殖力はすさまじく、生まれて2か月もすれば繁殖が可能な上に年中発情期です。(発情周期はありますが) 「2匹のモルモットが半年で100匹に増えた」なんて笑えない笑い話もあるので、オスメスの放し飼いは非推奨です。
モルモットの生態
生息地
原産地は南アメリカの乾燥地帯ですが、ペットとしては世界中で飼育されています。 野生種は乾燥地帯の草原や森林で地面に穴を掘って群れで生活しています。
普段の生活
夜行性で日中は巣の中で休み、夕方と早朝に採食します。 草食で草、種、果実などを食べます。
繁殖と成長
胎生で決まった繁殖期を持たず、年中繁殖が可能です。 2か月の妊娠期間を経て2~4子を出産します。
オスは2か月、メスは1か月半で成熟して繁殖が可能になります。 人の手で保護して増やせば、とんでもない速度でねずみ算式に増やすことが可能です。
寿命は5~8年ですが、天敵が多いため野生種は捕食されることが多いです。