キタリス|世界に広く生息するリス

sciurus-vulgaris
名称キタリス (Sciurus vulgaris)
身体体長:15~25cm / 尾長:15~20cm / 体重:400g
生息地ヨーロッパ、ロシア、一部アジアの森林
食性草食寄りの雑食

キタリスの特徴

sciurus-vulgaris

キタリスはヨーロッパ、ロシア、アジアなどの冷帯に広く生息するリスです。 日本の北海道にいるエゾリスもキタリスの亜種です。

赤っぽい毛と大きな尻尾が特徴です。 毛色は生息地によって多少変わり、北に生息する個体ほど毛色が薄い傾向があります。 地域や季節によっても差があり、ペットショップなどでは毛色で「シベリアアカリス」「ヨーロッパアカリス」などと区別して表示することもあります。

食料が豊富な夏から秋にかけてどんぐりを拾っては地中に保存するのですが、埋めた場所を忘れてそのまま放置されるどんぐりも少なくありません。 するとどんぐりはそのまま育ち芽が出て木になるため、キタリスは森林を作る動物と言われたりもします。 どんぐりを埋めるだけ埋めて忘れる動物は他にもいるのですが、一見マヌケに見えるこの行動は自分の生息地を保持するという意味では理に叶っています。

日本でペットとして大量に輸入されていた経緯があり、中にはエゾリスとして販売していた店もありました。 それらを飼い主が放したか逃げ出したかは不明ですが、野生化したキタリスが生態系に影響を与えていることが問題になっています。

2006年に特定外来生物指定されたため、現在は飼育に特別な許可が必要となります。 野生に放すことは禁止されているので、最後まで責任を持って飼いましょう。

野生化したキタリスが北海道を中心に確認され、関東などでも野生化した個体の生息が確認されています。 エゾリスやニホンリスと交配が可能であるため、日本固有のリスが駆逐されることが懸念されています。

キタリスの生態

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生息地

ヨーロッパ、ロシア、アジアなど北方の森林に広く生息しています。 木の洞などに枝や葉を集めて巣を作り、そこを拠点に樹上で生活しています。

寒さに強く冬も活動します。

普段の生活

昼行性で朝夕に活発に活動し、夜になると巣に帰って休息します。 草食寄りの雑食で、木の実、果実、葉、昆虫などを食べます。

冬眠せずに冬の間も活動するので、冬になる前に食料を巣や地中に貯蔵します。

繁殖と成長

2~6月頃に繁殖期を迎え、年に1~2回の出産を行います。 1月ほどの妊娠期間を経て2~6子を出産し、メスが子育てをします。

子は8週間の授乳期間の後に独立し、1年で成熟します。 寿命は4~5年ほどです。

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