ヒンドゥー教徒女性の額の印ビンディは既婚女性の証

インド人を見ると時々額に模様が描いてある人がいます。 特によく見かけるのがインド人女性の赤い丸印ですね。

あの模様はオシャレでやってるのではありません。 ビンディという印で、ヒンドゥー教徒の既婚女性である事を示す印です。 もっとも近年はファッション的な意味合いが強くなり、当てにならない事も多いですが…

インド人女性の額の印は既婚女性の証

インド人女性が額に付けている印はビンディと言います。 インド人女性というよりもヒンドゥー教の風習と言った方が正確でしょうか。

ヒンディは結婚式で新郎が新婦の額に付ける、ヒンドゥー教徒の重要な儀式と言えます。 以降も既婚でかつ夫が生存している場合、その印として額に毎日ビンディを描きます。 (※敬虔な教徒でなければ私生活ではわざわざ描かない場合も多いです)

ビンディは赤い染料を塗るだけの洗えば取れるような代物です。 いちいち描くのが面倒だからかシールタイプのものが普及したのですが、やがて様々なデザインのシールが発売され、ビンディはファッション的な意味合いが強くなりました。 アクセサリタイプのものもあり、近年では未婚女性でもオシャレのために付けたり、既婚女性でも付けなくなったりと本来の意味は薄れつつあります。

ビンディと言えばベリーダンサーが付けているイメージがありますが、あれもファッションの意味合いが強いです。 ちなみにベリーダンスは中東発祥であり、インドにも定着していますがインド固有の踊りという訳ではありません。

インド人男性の額の模様は信仰の証

インド人には稀に男性にも額に模様がある人がいます。 これはオシャレではなくティラカというヒンドゥー教徒の宗派を示す模様です。 ティラカは自分の信仰する神への献身を意味しています。

ティラカは染料を使って描くことが多いですが、特に敬虔な信徒の中には焼き印により額に残す人もいます。 敬虔な信徒が描くものであり、ティラカをしている人の割合はそれほど多くありません。

ティラカは信仰する神(宗派)によって模様が変わります。 もしティラカをしている人を見かけたら、どの宗派で何を信奉しているのかを調べてみるのも面白いかもしれませんね。

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