世界三大料理「中華料理」「トルコ料理」「フランス料理」

世界には様々な料理が存在しますが、数ある料理の中でも世界三大料理と評されているのが「中華料理」「フランス料理」「トルコ料理」です。

この三国がノミネートされているのは宮廷料理において美食を追求し、それが世界に広がって各国の料理に取り入れられたためと言われています。 言わば世界の料理の源流となっている料理としてノミネートされている訳です。各料理の特色を見てみましょう。

中華料理

中華料理はアジアの大国・中国の料理です。 その歴史はとても深く、中国最古の王朝と言われている夏が起こったのはなんと紀元前2000年頃です。 いわゆる「中国4000年の歴史」ってやつですね。

そんな歴史の深い中国は食文化が豊かです。 広大な国土のため地域によっても料理に特徴があり、「北京料理」「四川料理」「上海料理」「広東料理」の四つに分けられています。

北京料理

北京は元の時代から都として栄えた地域で、北京ダックやピータンなどの豪華な宮廷料理が有名です。 豪華料理フルコースの代名詞「満漢全席」発祥の地でもあります。

北部に位置して寒冷な気候であるため、料理の味付けが濃いのが特徴です。 寒い地方は野菜があまり取れないため塩漬けにして長期保存し、塩分で血圧を上げて体温を保とうとするため、濃い味付けになる訳です。

四川料理

四川は四川盆地という16万㎢の大きな盆地があり、亜熱帯気候で暑い上に湿度が高く、茹だるような環境の地域です。 特に夏は暑さと湿気で食欲を削がれるため、四川料理は食欲を増進させる辛い味付けを施しているのが特徴です。

麻婆豆腐、回鍋肉、青椒肉絲など辛いイメージのある中華料理の多くが四川発祥です。 海外においては辛さを抑えて食べやすくアレンジしている所も多いですが、本場の四川料理はとても辛いです。

上海料理

上海は長江の下流に位置し、広大な農地を持ち広い海に面した地域です。 豊富な食材と魚介類をふんだんに使った、あっさり味のバラエティに富んだ料理が特徴です。

上海ガニやかに玉など海の食材を活かした料理のイメージが強いですが、小籠包、酢豚、八宝菜なども代表的な上海料理です。

広東料理

広東は海に面した温暖な気候の地域で、広い中国の中でも食の中心地とされています。 あっさりした味わいの多彩な料理は世界中で支持されており、海外で最も多い中華料理は広東料理と言われています。

酢豚、フカヒレ、チャーハン、シュウマイ、から揚げなど世界的な知名度の料理が数多くあります。

トルコ料理

トルコは中東の中心的な国家です。 14~20世紀頃まで続いたオスマン帝国の中心地であり、最盛期には地中海を中心とした500万㎢もの広大な領土を保有していました。

東西文化の交差点でヨーロッパとアジア両方の料理の特徴を併せ持っており、パンと米の両方が主食として食べられています。 肉料理は主に鶏肉と羊肉が料理に使われており、羊肉料理のドネルケバブやシシ・ケバブなどが有名です。

MEMO

トルコはイスラム国家であるため豚肉料理はなく、牛の飼育に適さない気候なので牛肉料理も珍しいです。

実はヨーグルト発祥の地であり、一人辺りのヨーグルト消費量は世界屈指のヨーグルト好き国家です。 他にもトルコアイスやトルココーヒーなど、サイドメニューの歴史もとても深いものがあります。

フランス料理

フランスはヨーロッパの中心的な国家で、中世からおよそ1000年ものあいだ続いた王朝の宮廷料理はヨーロッパ料理に広く影響を与えました。 料理のオリンピックと呼ばれている「ボキューズ・ドール」の開催地であり、歴代入賞者には多くのフランス人シェフが名を連ねています。

温暖な気候と肥沃な大地と豊かな海からは豊富な食材がとれ、長い歴史の中で洗練された技法によって作られた料理は世界中で広く支持されています。

テリーヌ、フォアグラ、ポトフ、ミルフィーユ、マカロン、ブリュレなど、遠く離れた日本においても多くのフランス料理を目にする機会がありますよね。

以上、世界三大料理でした。 まあ料理の源流はこれらにあるのかもしれませんが、やっぱり我が国・我が家の料理が一番おいしく感じますね。

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