世界三大古墳「始皇帝陵」「ギザの大ピラミッド」「大仙古墳」

小さな古墳

古墳とは大昔の人を埋葬していた場所や設備のことを言います。 要は大昔のお墓ですね。

時の権力者はそれはもう立派なお墓を作りました。 そんな世界の古墳の中でも世界三大古墳と言われているのが「始皇帝陵」「クフ王のピラミッド」「大仙古墳」です。

始皇帝陵

始皇帝陵

始皇帝陵は紀元前221年に史上初の中国統一を果たした秦の皇帝「始皇帝」のお墓です。 6000kmに及ぶ万里の長城を築いたのもこの人で、絶大な権力を持っていました。

8000体の兵馬俑

お墓の周りには「兵馬俑」という8000体の兵士の人形が配置されています。

兵馬俑の人形はそれぞれ別の顔をしており、階級や兵種も違います。 その姿はまるで現実の軍団さながらであり、その全てが東を向いています。

兵馬俑が東を向いているのは、統一前の秦が元々西端にある国だったからとされています。 戦国時代に占領して統治下に置いた六国を、始皇帝陵から見張っている訳ですね。

水銀の川が流れていた

そんな始皇帝は晩年になると不老不死に強い関心を示し、水銀を薬として飲んでいたと言われています。 水銀は死体の腐敗を遅らせる効果があることから、不老不死になる効果があると考えたのかもしれません。

MEMO

水銀は人体に毒であり、始皇帝の死に少なからず影響したと思われます。

そんな水銀を特別なものと見ていた始皇帝の陵には、水銀が流れる川が築かれたという伝説があります。 始皇帝陵の発掘調査では異常な水銀濃度を示す場所も見つかったことから、実際に水銀の川が作られたと考えられています。

ギザの大ピラミッド(クフ王のピラミッド)

ギザの大ピラミッド

ギザの大ピラミッドはエジプトのギザに建てられた高さ146.6mのピラミッドです。 紀元前2560年頃に建てられたと考えられており、以降約4000年もの間、世界で最も高い建築物であり続けました。

エジプトのピラミッドは140を超える数が見つかっており、中でも有名なのがギザ砂漠に連なって建てられている三大ピラミッドです。 三大ピラミッドにはそれぞれクフ王、カフラー王、メンカウラー王が埋葬されています。

その三大ピラミッドの中でも最も巨大なのがクフ王のピラミッドで、ギザの大ピラミッドとも呼ばれます。 またクフ王のピラミッドを横からみると黄金比になっており、とりわけ美しい形をしているとされています。

MEMO

縦:横が1:(1+√5)/2)であるものを黄金比と言い、人間が最も美しいと感じる比率とされています。

ピラミッドは古代エジプトのファラオ・クフ王のものであると考えられ、その頂点にはクフ王の文字が書かれています。 クフ王に関する記録は一応文書の中にあるものの、大昔の人物なので詳しいことはよく分かっていません。

大仙古墳(仁徳天皇陵)

大仙古墳

大仙古墳は日本の大阪に建てられた、基底部面積103,410㎡の古墳です。 5世紀頃の古墳が盛んに作られていた古墳時代に作られたものと考えられています。

大仙古墳はかつて第16代天皇である仁徳天皇のお墓と考えられ、仁徳天皇陵と呼ばれていました。 しかし実は詳しいことは分かっておらず本当に仁徳天皇のお墓か定かではないため、地名から取って大仙古墳と改名されました。

日本の古墳時代以前の話って史料がほとんどなくてよく分かってないんですよね。 また大仙古墳は宮内庁の管轄であるため歴史研究調査が難しいことも埋葬者が不明である一因となっています。 今後研究が進めば再び仁徳天皇陵となる可能性もあります。

以上、世界三大古墳でした。 前二つに比べると大仙古墳の影が薄いですが、一般公開されてないのが理由ですかね? あれ横から見てもただの湖に囲まれた森にしか見えないんですよね。

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