ボウリングのレンタルシューズがダサいのは盗難防止のため

bowling

ボーリング場に行くと、大抵の人は道具をそこで借ります。 その度に思うのですが、ボウリングシューズって凄くダサいですよね。

機能性や安全面を考慮するあまりにデザイン性が置き去りにされているのかと思いきや、実はこれワザとなんです。

ボウリングシューズが必要な理由

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ボウリングの際に外履きのままレーンに上がると、靴に付いた汚れや砂でレーンが傷ついてしまいます。 なので室内専用のシューズを履いてプレイする必要があるのです。

ならば学校の体育館で履いてるやつで良いかというと微妙です。 ボウリングは投球時に足を滑らせながら投げる特殊なフォームを要求されるため、ボウリングシューズは利き手の反対側の足底だけ滑るように設計されています。上履きは滑らないように設計されているため、ボウリングの投球時に余計な負担がかかり、関節を痛めてしまいます。(※レンタルシューズは左右両方滑ります)

プロなどは床によって変わる滑り具合に合わせて靴底を変えてゲームに臨みます。 ボウリングシューズはボウリングに特化した専用のシューズとして作られたものなのです。

ボウリングシューズはなぜダサい

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ボウリング場が始めて日本にできたのは1861年6月22日で、長崎県の外国人居留地に外国人用の遊興施設として誕生しました。 なので6月22日は「ボウリングの日」とされていますが、あくまでここは外国人のための施設でした。

日本でボウリングが本格的に始まったと言えるのは1952年のことで、手軽に集団でプレイできるゲーム性から昭和の日本はボウリングブームに沸きます。現在は大分ボウリング場も減りましたが、昭和世代の引退により最近またシルバーボウリングブームとなっているようです。

さて、昭和のボウリングブームの真っただ中の頃、ボウリング場ではシューズの盗難が相次ぎました。 ボウリングシューズは決して安くはなく、本格的にボウリングをしようと考える人以外はワザワザ購入しようとは思いません。 しかし格好いいボウリングシューズをレンタルして履いているうちに欲しくなったのか、手癖の悪い人たちによる窃盗が深刻な問題となっていました。

そこでボウリング場は一計を案じました。 ボウリングシューズをクソダサくしたのです。まるで小学生の上履きのようなダサさです。 しかしこんなことで盗難に効果が…あ、凄く減ったみたいですね。

そんな訳で今日もレンタルシューズはダサいままになっているのです。 市販のものは普通に格好いいので、ボウリングの上達を目指す人とダサい靴を履きたくない方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。 今気づきましたが、レンタルシューズをダサく作るのはボウリングシューズの販促にもなっているのかもしれませんね。

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