日本のことわざ
日本はアジアの東端にある島国です。
やや外れた位置に位置しているため近代まで諸外国の影響をあまり受けず、独自の文化を醸成しています。海外から奇異の目で見られることもしばしばです。
名言一覧
タダより高いものはない
本当の意味でタダなら良いですが、大抵の場合はそうではありません
藪をつついて蛇を出す
余計なことはしないに越したことはありません
聞いて極楽、見て地獄
社会の大部分はこんな感じです
嘘も方便
嘘を付くのは悪いことですが、真実を言うよりマシな結果になることが少なくありません
娘見るより母親を見ろ
娘はやがて母になるので、お嫁さんを探しで見るべきは娘ではなくその母親です
捕らぬ狸の皮算用
獲ってもいないタヌキの皮算用よりは、タヌキを捕る算段を立てた方が建設的です
笑う門には福来る
何事もにこやかにしていた方が上手くいくので、日ごろから微笑んでいましょう
来年の事を言えば鬼が笑う
明日の事すら分からないのですから、その時その時を精一杯生きるしかありません
餅は餅屋
何事も上手く出来る人に任せましょう
冬来たならば春遠からじ
寒い冬が来てもやがて暖かい春になることから、今は辛くてもやがて報われる時が来るという意味です
備えあれば患いなし
分かっていても中々備えられないのが人情です
好きこそ物の上手なれ
好きな事は上手になり、上手な事は好きになります
口は災いのもと
不用意な事を言わないように心がけるだけで、多くの災いを回避できます
果報は寝て待て
「人事を尽くした後は寝て待つしかない」という意味であり、人事を尽くさずに寝て待てという話ではありません
二兎を追う者は一兎をも得ず
特に男性は複数の物事を並列して考えるように脳が出来ていないので、一つずつ確実にこなした方が上手くいく場合が多いです
秋ナスは嫁に食わすな
このことわざの見解は「秋ナスは美味しいから嫁に食わせるのは勿体ない」「秋ナスは身体が冷えるから嫁に食わせるべきではない」の二つに分かれています
百才あって一誠なし
才能豊かであっても誠実さがなければ物事は上手くいきません
貴人、情を知らず
人から尽くされることが当たり前の環境で育つと、尽くしてくれる人を裏切っても何とも思わないという言葉です。徳川慶喜がこう評されています。
男は度胸、女は愛嬌
ジェンダー差別と見られかねない言葉ですが、異性から好まれる性格はこのような傾向にあります
芸は身を助ける
大した腕ではなくとも思わぬ時に一芸に助けられたりします
地獄の沙汰も金次第
たとえ地獄の裁判でもお金で何とかなるので、現世においてのお金の力はなおさら強力です
酒は百薬の長、されど万病の元
最近の研究によると酒に薬の要素はなく、単に万病の元でしかないそうです
酒は飲んでも飲まれるな
酒酔いを防ぐ方法に、お腹一杯に食べておく、お酒の前に水分摂取するなどがあります
あばたもえくぼ
恋愛の極意とも言える言葉です
可愛さ余って憎さ百倍
愛を裏切ると憎しみとなり、その憎しみの大きさは元の愛に比例します
一日一善
30年で1万善です
思いついたが吉日
先延ばしにせず思いついたら始めましょう