クレジットカードの基礎と、リボ払いの危険性

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クレジットカードはとても便利です。わざわざ現金を持ち歩かなくていいし、カード一枚出せば済むので支払いも簡単です。 特にその場で現金を出せないネットでの買い物にはクレジットカードは欠かせません。

しかし支払いの仕組みを知らないと思わぬ火傷をすることもあります。 特に問題になっているのが「リボ払い」で、気付かないまま借金が膨れ上がったりしていることもあるのです。

クレジットカードの仕組みを理解し、無用なお金を払うことのないように気を付けましょう。

クレジットカードとは

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クレジットカードとはお金の役割を果たすカードであり、支払いは設定された「指定日」に口座から決められた額を引き落とす形で行います。 つまり後払いで商品を購入することができるカードです。 またネットや海外でも使用可能であり、面倒な両替などをせずともカード一枚で商品が購入できるが大きな利点です。

カードによっては年会費が設定されていたり支払い手数料があったりしますが、使用額に応じてポイントが貰えたり特典やサービスがあったりと、賢く使えば現金以上にお得に使うことも可能です。

しかし当然クレジットカード会社は慈善事業ではありません。 年会費を取るのならやっていけるかもしれませんが、年会費無料のカードも沢山あります。 会社を運営するために何かしら運営資金を調達する手段を用意しなければなりません。 そんな会社の収入源の一つとなっているのが「支払い手数料」です。

クレジットカードは支払い方法によっては手数料なし・額面そのままの請求額となりますが、中には手数料がかかるものもあり、カード会社はあの手この手で手数料を取ろうとしてます。中でも問題となっているのが「リボ払い」です。

当然支払い手数料は少ない方がいいですよね。 クレジットカードを賢く使うため、支払方法と手数料を確認しておきましょう。

クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠

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クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」があり、それぞれ金額が設定されています。 2つの違いはショッピング枠が通常利用の範疇なのに対して、キャッシング枠は借金であり金利手数料(年利15%前後)がかかることです。

ショッピング枠は買い物などで使用されるのに対し、キャッシング枠はATMやCDなどから現金を引き出すことができます。 金利がかかるので多用すべきではありませんが、急な現金が必要になった場合や海外で現地通貨を即引き出せる利点もあります。

しかしキャッシングはあくまで借金であり金利も安くはありません。 キャッシングする気がないのであればキャッシング枠は0円にしておいた方がいいでしょう。 また必要であったとしても、必要最低限の金額にしておいた方が無難です。

ちなみに「キャッシング枠はショッピング枠の中」にあります。 例えば「ショッピング枠50万/キャッシング枠20万」のカードがあった場合、限度額は双方の合計の70万円ではなくショッピング枠の50万円です。 このカードで40万円の買い物をした場合、キャッシングできるのは10万円までという事です。

一括払いと分割払い

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クレジットカードで使用した金額は支払日に引き落とされます。 この時に一括・分割で支払いを決めますが、この支払方法にも手数料のかかるものとかからないものがあります。

手数料のかからない支払い方法

まず翌支払日に一括で支払う「一括払い」は手数料がかかりません。 これは皆さんもご存知の方が多いと思います。

また翌支払日・翌々支払日の2回に分けて支払う「二回払い」と、ボーナス月に一回で支払う「ボーナス払い」にも手数料がかかりません。 ただしこれらの支払方法が選択できないカード・加盟店もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

手数料のかかる支払い方法

分割払いは手数料がおよそ年率15%前後でかかります。 つまりは分割回数が多いほど手数料も多くかかるということです。 なるべく使わないで済ませたいですね。

リボ払いに注意!

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クレジットカードの支払で、よくリボ払いが問題となることがあります。 リボ払いとは何か、少し詳しく見てみましょう。

リボ払いとは、毎月一定額のみを返済する支払い方法です。 例えば返済額を「月5000円」と決めていた場合、カード使用額が5000円以内であれば全額、それ以上であれば5001円でも50万円でも5000円を返済します。 (ただし支払額を指定して増額させることは可能です)

毎月一定額しか引かれないので無理なく返済できるように見えますが、リボ払いも借金以外の何物でもありません。 なので元本に対して年率15%前後の手数料がかかります。

手数料のルールは会社ごとに変わりますが、手数料が日割りでかかることも珍しくありません。 その場合は月々の返済額内に収めた一括払いのような形で使ったとしても手数料を取られてしまう訳です。

更に問題なのが「気付かないうちに元本が膨れ上がっていく」ことです。 リボ払いのことを詳しく知らない人にありがちのケースをお話しします。

年率15%、月々の返済額が5000円のカードで50万円の買い物をして、特に返済額を増やす手続きは行わないとします。 さて何回支払えば返済が終わるでしょうか?

答えは一生終わりません。なぜなら金利手数料が返済額を上回ってしまい元本が減らないからです。 この仕組みを分かった上で利用する分には問題ありませんが、中には「口座に十分な金額があるから勝手に返済されているはず」なんて思って気付かない人もいるみたいです。

そのままにしておくと元本がクレジットカードの利用限度額まで膨れ上がるか、口座残金が足りずに引き落とせなくなるかして連絡が行くまで気づかないことになりますね。 そして来るのは膨大な請求という訳です。

リボ払いのカードは一見するとポイントが多く付いたり手数料が低く設定されていたりとお得に見えますが、キチンと理解していないと契約は危険です。 スポット的に対応する気でいても、長期出張や入院などの事情で対応が疎かになってしまうこともありますし、あまりお勧めはできません。

クレジットカードと賢く付き合うために

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クレジットカード会社はあの手この手でユーザを契約させようとしますが、その実は少しでも多くのお金をユーザから落とそうとします。 ややこしい返済方法を設定してさもお得であるかのように振舞ったり、高ポイント還元を謳いつつも手数料をきっちり取ったりします。

どのカード・支払い方法がお得かは個人のライフスタイルによってさまざまなので断定はできませんが、内容を理解していないと大損をすることもあります。 特にリボ払いは内容を理解しないまま契約して問題になることが多いです。

ファミマTカードの初期設定がリボ払いになっている事に気付かず、知らずに金利払ってたなんて話も結構聞きます。 どんな契約をするにしろ、自分のカードがどうなっているのかは最低限理解しましょう。

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