フェネック|耳の大きなキツネの仲間

vulpes-zerda
名称(学名)フェネック (Vulpes zerda)
身体体長35~40cm: / 体重:1.2~1.5kg
生息地北アフリカの砂漠地帯
食性雑食で小動物、昆虫、植物などを食べる

フェネックの特徴

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フェネックは耳の長いイヌ科の動物で、キツネの親戚です。 イヌ科で最も小さな体と大きな耳を持っているのが特徴です。

砂地などの砂漠地帯で生活しており、厳しい環境で生きていくための体を持っています。 足の裏まで生えている毛で砂地の上でも俊敏に移動し、その大きな耳で砂の下にいる獲物の気配をキャッチします。 砂漠地帯は生物が少なくエサが少ないですが、その耳で少しの音も逃しません。

大きな耳は厳しい暑さの砂漠で体温の放熱にも役立ちます。 また水をほとんど飲まなくても、食べ物から得られる少量の水分だけで生活することが可能です。 小さい体で天敵も多いですが、砂と保護色になっている毛色でその身を天敵から隠しています。

砂に穴を掘って巣穴とするので穴掘りも得意です。 まあイヌも穴掘って巣を作ったりするので、そんな感じでしょうね。

愛らしく姿からペットとしての人気も高いです。 ちょうど犬と猫の間ぐらいの動物で、温厚で人にもよく懐きやます。 しかしお値段は安いものでも50万円、高いものは100万円を超えます。 フェネックはあまり生息数がいないこともあり、ペットとしてはやや高級です。

フェネックの生態

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生息地

北アフリカの砂漠地帯に生息しています。 普段は単独で生活していますが、繁殖期になると砂の下に穴を掘って巣穴として繁殖と子育ての準備をします。

普段の生活

夜行性で熱い日中は巣穴の中で過ごし、涼しくなる日没頃に採食します。 雑食で小動物、鳥の卵、ヘビ、昆虫、植物、果実などを食べます。

繁殖と成長

胎生で1月頃に繁殖期を迎えます。交尾すると2か月の妊娠期間を経て2~6子を出産します。

子は3か月の授乳期間を経て、1年で成熟します。寿命は10年です。

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