ホッキョクギツネ|北極圏に生息する真っ白なキツネ
名称(学名) | ホッキョクギツネ (Vulpes lagopus) |
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身体 | 体長:45~70cm / 体重:1.5~9kg |
生息地 | 北極圏とその周辺地域に生息 |
食性 | 肉食寄りの雑食 |
ホッキョクギツネの特徴
ホッキョクギツネは名前の通り北極圏およびその周辺の雪深い寒い地域に生息するキツネです。 寒い場所でも生きていけるように毛の密度が高くもわっとしているのが特徴で、氷点下50℃ぐらいでは問題なく活動できるほど寒さに強いです。
ホッキョクギツネと言えば白い毛を思い浮かべますが、これは冬に周囲の雪と保護色になるためのものです。 それ以外の季節は褐色の毛をしていますし、あまり雪が積もらない地域では冬でも白い毛にはなりません。
ホッキョクギツネは地面に穴を掘って営巣します。 一般的なキツネは主に子育ての時期のみ巣で過ごしますが、北極圏では冬の厳しい天候のシェルターとしても使います。 巣はホッキョクギツネの生息域の至るところに点在しており、先祖代々受け継がれているのです。
天敵にホッキョクグマ、オオカミ、アカギツネがいます。 特にアカギツネは同じキツネではありますがアカギツネの方が一回り大きく、巣を奪ったり子を食べたりする恐ろしい相手です。 寒い場所ではアカギツネが来れないためホッキョクギツネが繁栄していますが、暖かい場所はアカギツネが陣取っていて入り込めないようです。
ホッキョクギツネの生態
生息地
北極圏とその周辺地域に生息しています。 普段は単独で生活し、子育ての時のみ家族単位の群れを形成します。
普段の生活
一応夜行性ですが昼夜を問わず活動し、夜でも優れた嗅覚と聴覚で獲物を見つけて狩ることができます。
肉食寄りの雑食で、昆虫、鳥、魚、小動物~大型動物まで何でも食べる他、果実などの植物食も食べます。
繁殖と成長
胎生で4~7月に繁殖期を迎え、2か月の妊娠期間を経て4~8子を出産します。 巣の中で夫婦で子育てを行いますが、アカギツネなどに子がやられることも多いです。
子は冬に独立して10か月で成熟し、寿命は3~6年ほどです。