ヤマトカブトムシ|日本の昆虫の王様

trypoxylus-dichotomus-septentrionalis-kono
名称(学名)ヤマトカブトムシ (Trypoxylus dichotomus septentrionalis Kono)
身体体長:5~8cm
生息地日本など東南アジア~東アジア
食性草食で樹液などを食べる

ヤマトカブトムシの特徴

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ヤマトカブトムシは昆虫の王様と呼ばれる、日本で最大最強の甲虫です。 本当はヤンバルテナガコガネの方が大きいんですが、あれは手が長いだけですからね。

カブトムシと言えば黒光りする大きな体と長い角が特徴です。 この角はオスだけのものでメスにはなく、体の大きさもオスの方が一回り大きいです。

自分の体重の何倍もの重さをブン投げたり運んだりすることができ、樹液の取り合いでは負けません。 その長い角を相手の体の下に差し込み、彼方へブン投げてしまいます。 クワガタとの縄張り争いも、カブトムシの方が勝率が良いとされています。

子どもたちからの人気も高く、夏になると捕らえて飼われることが多いです。 くじの景品として用意されることもあり、人気面でも昆虫の王様です。

そんな昆虫には敵なしのカブトムシですが、タヌキ、キツネ、鳥などの動物には適うはずもなく食べられてしまいます。 田舎に行くとよく首から上だけの残骸を見かけますが、あれは捕食された残りです…

ヤマトカブトムシの生態

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生息地

日本全国の森林に生息しています。

普段の生活

夜行性で日中は葉の下などで休み、夜になると木に登って樹液を舐めます。

自分で木を傷つけて樹液を出すことは苦手ですが、比較的簡単に樹液が出る木であれば自前の傷を付けて舐めるようです。

繁殖と成長

メスは7~8月頃に土の中に数十個の卵を産み付けます。 卵はひと月ほどで孵化して幼虫となり、腐葉土を食べながら成長します。 2度の脱皮をしながら半年ほど幼虫で過ごし、その後サナギになってひと月ほどで成虫となります。

6~7月頃に成虫となって土の中から出てきたカブトムシは2か月ほど活動し、その間に交尾を行います。 そうしてカブトムシの一生が終わるのです。寿命は幼虫半年、サナギ1月、成虫2月での9か月ほどです。

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