コモンリスザル|リスのように小さく木に登るサル

saimiri-sciureus
名称(学名)コモンリスザル (Saimiri sciureus)
身体体長:30cm / 尾長:40cm / 体重:500~1000g
生息地南米北部の森林
食性雑食で果実、木の実、昆虫、鳥、小動物などを食べる

コモンリスザルの特徴

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コモンリスザルは大きさが30cmほどの小さいサルで、リスのような色合いと大きさなのが名前の由来です。 リスザル属には4種が所属していますが本種が最も一般的な種であり、リスザルと言ったら本種のことを指していることが多いです。

基本的に樹の上で生活し、不安定な足場でも長い尻尾でバランスを取れるようになっています。 体の割に頭が大きく、体重に対する脳の重量は人間よりも上だったりします。取り立てて頭が良い訳ではないですけどね。

ちなみにアメリカ合衆国は1958年にリスザルをロケットに乗せて宇宙に飛ばし、人間の宇宙飛行に危険がないかの実験をしています。 人類より早く宇宙に行った動物たちのひとつなのです。

人間に懐きやすく、ペットとしての人気も高いです。 最も飼いやすいサルと言われていますが、サルの飼育難易度は総じて高いので甘く見てはいけません。 群れで生活する動物であること、熱帯に生息していること、樹上棲であることなど、環境作りも楽ではありません。 購入は計画的に。

コモンリスザルの生態

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生息地

南米北部の森林に生息しています。 複数の家族から構成される数十~数百頭の群れで生活しています。

普段の生活

昼行性で日中に採食し、夜は木の上で休息します。 雑食で果実、木の実、昆虫、鳥、小動物などを食べます。

繁殖と成長

胎生で乾季の9~11月に交尾を行い、6か月の妊娠期間を経て雨季に1~2子を出産します。 この大きさの動物にしては産まれる数が少ないように思いますが、本種も霊長目ですからね。

子は1年で独り立ちし、2~4年で成熟します。 寿命は15年ほどです。

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