ヒゲペンギン|アゴにあるアゴヒゲのような黒い線が特徴

Pygoscelis antarctica
名称(学名)ヒゲペンギン (Pygoscelis antarctica)
身体体長:70~75cm / 体重:4~7kg
生息地南極大陸と周辺海域
食性肉食で魚、イカ、甲殻類などを食べる

ヒゲペンギンの特徴

Pygoscelis antarctica

ヒゲペンギンは南極周辺に生息するアデリーペンギンの一種です。 アゴの下にあるアゴヒゲのような黒い模様が名前の由来で、アゴヒモペンギンと呼ばれることもあります。

アデリーペンギンやジェンツーペンギンと繁殖地が重なっていますが、高い斜面などにも営巣するので一応棲み分けがされています。 ただ他のペンギンと巣の位置取りが被ることもあり、その時は攻撃して追いやろうとします。 ペンギンにしては好戦的な性格をしており、ヒゲペンギンに攻撃されたペンギンはすごすご退散します。

その攻撃性で繁殖地を確保しているおかげか、ヒゲペンギンはペンギンの中でも2番目に数が多いペンギンです。

ヒゲペンギンの生態

Pygoscelis antarctica

生息地

南極周辺の海域に生息しており、陸上に上がるのは換羽と繁殖の時だけです。 繁殖期以外は外洋で過ごし、繁殖期になると集団で陸地にコロニーを形成します。

普段の生活

普段は海で過ごしており、肉食で魚、オキアミ、イカ、甲殻類などを食べます。 塩類腺を持ち塩分を排出できるため、水分は海水を飲むことで補給が可能です。

繁殖と成長

卵生で夏に繁殖期を迎え、集団で繁殖コロニーを形成します。 小石を積んで営巣し、一度に1~3個の卵を産みます。

卵はオスとメスが数日ごとに交代しながら抱卵し、1か月ほどで孵化します。 3か月ほどは両親から給餌を受けた後に独立して海へと旅立ちます。

子は3年で成熟し、寿命は15~20年です。

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