ジェンツーペンギン|最も泳ぎが速いペンギン

Pygoscelis papua
名称ジェンツーペンギン (Pygoscelis papua)
身体体長:50~90cm / 体重:5~8kg
生息地南極周辺の海域
食性肉食

ジェンツーペンギンの特徴

Pygoscelis papua

ジェンツーペンギンは大型のペンギンで、目を繫ぐように頭の上に伸びる白い模様が特徴です。 「ジェンツー」とはヒンドゥーの意であり、頭の白模様がヒンドゥー教徒のターバンのように見えることが名前の由来です。

ペンギンの中では大柄でコウテイペンギンとオオサマペンギンに次ぐ3番目の大きさですが、上2つと比べると明確に小さく見えます。

最も速く泳ぐペンギンとして知られており30km/h以上もの速さで泳ぐことが可能ですが、これは瞬間的な速度であり普段はもっとゆったり泳いでいます。

喧嘩することもありますが基本的に穏やかな性格で、ペアや仲が良いペンギンと出会うとおじぎのようなポーズを取ります。この友好的な性格が醸成されたのは、他のペンギンと生息域が重なっておらず争いになりにくかったためと考えられています。もしイワトビペンギン辺りの好戦的なペンギンが一緒にいたら追いやられてしまいそうですからね。

求愛時にはオスが綺麗な石をプレゼントし、それをメスが巣に持って帰れば夫婦として成立するという洒落た習性があります。 夫婦仲も良く8割以上が翌年も同じ夫婦で繁殖活動を行う、仲睦まじいペンギンなのです。

ジェンツーペンギンの生態

Pygoscelis papua

生息地

南極海周辺に生息しており、非繁殖期は海上、繁殖期は周辺の島々で生活しています。 フォークランド諸島にいるペンギンとして有名です。

普段の生活

昼行性で日中に採食し、潜水して獲物を捕えます。 1度の潜水時間は数十秒ほどですが、一度に数十メートルの深さまで潜りそれを日に100回以上も行います。

肉食でイワシ、カニ、エビ、オキアミなどを食べます。

繁殖と成長

卵生で繁殖期が近づくと営巣して1度に2個の卵を産みます。 両親が交代で抱卵しながら1か月の抱卵期間を経て孵化し、それから1か月は両親に給餌されながら育ちます。

ペンギンは育児の際には片方が子の面倒を見てもう片方が採食活動を行いますが、交代が長期間になる場合が多く何週間も食事が取れないペンギンも珍しくありません。 しかしジェンツーペンギンは餌場が近いこともあって1日置きに交代するため食料事情には恵まれています。

その後はヒナ同士の集団であるクレイシュを形成し、更に3か月ほど親に給餌されながら集団で過ごします。 それから換羽した後に巣立ち、海へと旅立っていきます。

ペンギンにしては早熟で2~3年で成熟し、寿命は20年ほどです。

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