ピューマ|山のライオン
名称(学名) | ピューマ (Puma concolor) |
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身体 | 体長:1~1.8m / 体重:60~100kg |
生息地 | 南北アメリカの平地~高地 |
食性 | 肉食で昆虫から大型動物まで色々 |
ピューマの特徴
ピューマはアメリカ大陸の平地~標高3000m以上の高地にまで生息する大型のネコ科動物です。 「クーガー」や「山ライオン」と呼ばれることもあります。
ライオンと言えば集団で大型の獲物を狩るイメージですがピューマは違います。 広い縄張りを持って単独で活動しており、獲物も昆虫~大型動物まで様々です。 生息地にはそれほど豊かな食料がないため、群れを作って狩りのようなことはできないのです。
優れた目と耳で遠くの小さい獲物でも補足し、こっそり忍び寄って襲い掛かります。 運動能力にも優れており、時速80kmもの俊足と真上に5m跳躍するバネを持っています。 木登りも得意で、木の上でまったり休む姿を見ることもできます。
食物連鎖の頂点におり、しかも割となんでも食べます。 昆虫をおやつに食べたり、木の上でまったりしているナマケモノに襲い掛かったり、トゲトゲのヤマアラシをお腹から食べたりもします。 しかし猛獣オオアリクイは手ごわいからあまり襲わなかったりします。オオアリクイ強い!
ピューマの生態
生息地
南アメリカ大陸および北アメリカ大陸のロッキー山脈以南の平地~標高3000mの高地に生息します。 平地、半砂漠、森林などの様々な環境に適応しており、広い範囲でその姿を見ることができます。
縄張りを持って単独で生活しており、縄張りの大きさはエサの豊富さによってまちまちです。
普段の生活
夜行性寄りですが日中に活動することも多いです。 木陰や岩陰などで休みます。
肉食で昆虫、小動物、鳥、大型動物など、動物なら割と何でも食べます。
繁殖と成長
決まった繁殖期はありませんが、子育てのしやすい春を繁殖の時期に選ぶことが多いです。 胎生で90日の繁殖期間を経て一度に2~4子を出産し、子は2~3か月ほど母親に育てられた後に独立します。
3年で成熟し、寿命は10年ほどです。