シロガオサキ|顔回りの毛とおっさん顔が特徴のサキ
名称(学名) | シロガオサキ (Pithecia pithecia) |
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身体 | 体長:30~40cm / 尾長:30~40cm / 体重:1.5~2kg |
生息地 | 南米の熱帯雨林 |
食性 | 草食寄りの雑食で、種子、果物、昆虫、小動物などを食べる |
シロガオサキの特徴
シロガオサキは南米の熱帯雨林に生息するサキ科の動物です。 聞きなれない種だと思いますが、まあサルの親戚と考えておけば大体合っています。
オスは黒い体と顔回りに白または橙の毛が生えているのが特徴的で、名前の由来も白い顔=シロガオから来ています。 上の写真は橙色ですけどね。まるで小さなおっさんのような、なんとも言えない顔をしていますね。
オスとメスで外見にかなり差異があり、メスは灰色の毛のサルといった感じの見た目です。 番や親子など異性が並んでいると、まるで別種の動物が仲良くしているかのように映ります。
樹上棲であまり地上には降りてこず、不安定な足場でも長い尻尾でバランスを取ります。 優れた運動能力を持ち、木々の間を何メートルも飛んで移動することができます。
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シロガオサキの生態
生息地
南米のブラジル、ベネズエラ、ギアナなどの川沿いの森林に生息し、家族単位の少数の群れで生活しています。
普段の生活
昼行性で日中に採食し、夜には木の上で休息します。 草食寄りの雑食で主に種子や果実を食べる他、昆虫や動物も食べます。
繁殖と成長
胎生で5~6月に交尾し、6か月の妊娠期間を経て1子を出産します。 子は6か月ほど両親に育てられた後に独立し、番を探しに行きます。
子は2~3年で成熟し、寿命は15年ほどです。