ジョウビタキ|日本での繁殖地域拡大中
名称(学名) | ジョウビタキ (Phoenicurus auroreus) |
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身体 | 体長:15cm / 翼開長:20cm |
生息地 | 温暖な時期は中国北部周辺、寒冷な時期は中国南部周辺に渡ります |
食性 | 雑食で昆虫や木の実を食べる |
ジョウビタキの特徴
ジョウビタキは主に中国北部~中国南部を渡る鳥です。 日本では冬鳥として、越冬のために渡ってきた姿を見ることができます。
オスは顔と背が黒く白い頭、メスは全体的に灰色です。 割と人のすぐ側までくることもあるので、意識しなくとも見たことがある人は多いと思います。 スズメのようでいてスズメでない鳥を見かけたら、それはジョウビタキかもしれません。
日本には非繁殖期に渡ってくるため基本的に繁殖は行いませんが、ごく少数ながら野生での繁殖報告がされています。 少ないながらも繁殖地は拡大しており、もしかすると将来的には日本も繁殖地の一つとなるかもしれませんね。
ジョウビタキの生態
生息地
温暖な時期は中国北部周辺、寒冷な時期は中国南部周辺に渡る渡り鳥です。 日本には越冬のために冬の初めごろに渡ってきて、3月ごろにまた中国へ渡っていきます。
ナワバリをもって活動し、主に単独で生活しています。 縄張り意識が強く、同性はもちろん異性でも自分の縄張りから排除しようとします。
普段の生活
昼行性で、夜は木に留まって休みます。 雑食性で、昆虫や木の実などを食べます。
繁殖と成長
春に繁殖期を迎えるとオスとメスが共同で営巣し、4~8個の卵を産みます。 1シーズンに約2回の産卵をします。
主にメスが抱卵し、12日ほどで雛が孵化します。 雛は親鳥にエサを貰って育ち、2週間ほどで巣立ちを迎えます。
寿命は4~5年ほどと考えられています。