ビッグホーン|大きなツノを持つヒツジ
名称(学名) | ビッグホーン (Ovis canadensis) |
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身体 | 体長:140~170cm / 体重:55~110kg |
生息地 | 中央アメリカ~北アメリカの高地に生息 |
食性 | 草食 |
ビッグホーンの特徴
ビッグホーンはその名の通り大きな角を持つヒツジで、別名オオツノヒツジとも呼ばれます。どちらもそのままですね。
代名詞とも言える大きなツノはオスにもメスにも生え、成長すると1mにも達します。 この大きなツノは主に繁殖期のオス同士の戦いに使われる他、大きなツノを持つ方がモテる代物になっています。 クマなどの外敵と戦う際にも使われますが、戦いは最後の手段なので基本ツノの出番はありません。
高い標高の険しい山岳地帯に生息していますが、雪中はエサが少なく移動も苦手としているので、あまり積雪がない程度の標高で暮らします。 ヤギの仲間だけあって険しい斜面を平気で駆け上り・駆け下りることが可能で、捕食者に襲われれば相手が追ってこれないルートで逃げます。
あんまりツノが生活の役に立っていない気がしなくもないですが、少なくともクジャクの羽よりは実用的です。
ビッグホーンの生態
生息地
中央~北アメリカの標高800~2500mの高地に生息しています。 数十~100頭の群れで生活し、繁殖期以外はオスとメスが別々の群れを作ります。
季節によって暮らしやすい場所を求め、暑い夏は高い場所、寒い冬は低い場所に移動します。
普段の生活
昼行性で日中に採食します。 草食で草、葉、木の実などを食べます。
繁殖と成長
胎生で11~12月に繁殖期を迎えます。 一夫多妻制で、繁殖期が近くなるとオス同士がツノを突き合わせてメスを取り合います。 より強いオスが沢山のメスを娶ることができるのです。
半年の妊娠期間を経て1~2子を出産し、半年ほどの母親に育てられた後に独立します。 2~3年で成熟するとメスの多くは群れに留まり、オスは群れの外に巣立ちます。
寿命は8~15年程度です。