ゴールデンターキン|金色の毛並みを持つヤギの親戚

budorcas-taxicolor-bedfordi
名称(学名)ゴールデンターキン (budorcas-taxicolor-bedfordi)
身体体長:200cm / 体重:250kg
生息地中国中央北部の山岳地帯
食性草食

ゴールデンターキンの特徴

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ゴールデンターキンはふさふさした毛並みを持つ、ターキンというヤギの親戚です。 中国三大珍獣のひとつとして有名です。

成熟したオスのみが名前の通りの黄金色の毛並みを持ち、メスはベージュ~茶褐色の毛をしています。 生まれたばかりの子どもは周囲の保護色となる濃い茶褐色の毛をしていますが、成長と共に毛色が明るくなっていきます。

ゴールデンターキンは中国の高地山岳地帯に生息しており、冬は深い雪が積もり厳しい寒さに晒されます。 そのため体温が奪われないように、体中から強い臭いの油を分泌してベタベタしています。

ゴツゴツした岩場が多い場所で暮らしていますが、不安定な岩場でもしっかり足で掴んで移動することができます。 ほとんど垂直の岩場を駆けあがることも可能です。

ゴールデンターキンの生態

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生息地

中国中央北部の標高1000~4000mの森林に生息しています。 夏季は高所に、冬は低所に移動します。

食料の豊富な夏には数百近い大きな群れを作りますが、冬になると数十頭の群れに分かれて谷に降りて暮らします。

普段の生活

草食で色々な植物の葉を主食としている他、植物性の食べ物を幅広く食べます。

繁殖と成長

胎生で夏の終わり頃に繁殖期を迎え、200日の妊娠期間を経て早春に1~2子(基本的に1子)を出産します。 子は2か月の授乳期間を経て、次子が生まれるまでは母親に育てられ、その後は群れで暮らします。

4年半で成熟し、寿命は16年ほどです。

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