セイウチ|巨体と大きな2本の牙が特徴
名称(学名) | セイウチ (Odobenus rosmarus) |
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身体 | 体長:260~360cm / 体重:800~1800kg |
生息地 | 北極圏の沿岸部 |
食性 | 肉食でアザラシ、貝、タコなどを食べる |
セイウチの特徴
セイウチは北極圏にいる大型の動物です。 まるでゾウのような大きな2本の牙が特徴で、漢字で「海象」と書きます。
牙はオス同士の戦いや大き目の獲物に対して使い、特にオスは1mを超す牙を持つ個体もいます。 アザラシや人も襲うこともある肉食動物ですが、大きな体の割に主食は貝です。 鼻に生えているヒゲで貝を探すのが得意だったりします。
普段は沿岸や氷上でオス1頭と複数のメスから成るハーレムを形成し、その光景は大きい体と相まって壮観です。 この巨体と大きな牙で一見敵なしのように見えますが、残念ながら北極圏にはシロクマとシャチがいます。
シロクマからすればセイウチは侮れない危険な相手なので、よほど飢えない限りは基本的に襲いません。 群れが協力して戦えば追い返すこともできますが、バラバラ逃げて1対1になると食べられてしまいます。 なおシャチに襲われると基本的にどうしようもありません。
セイウチの生態
生息地
北極圏の沿岸や氷上に生息しています。 オス1頭とメス複数のハーレムで生活しています。
普段の生活
昼夜を問わず活動します。 主食は貝で、海底に潜って鼻で地面を掘り返して貝を探します。 他にもタコやアザラシなどを食べることもあります。
繁殖と成長
1月~3月頃に繁殖期を迎えると、ハーレムのオスはメスたちと交尾します。 15か月の妊娠期間を経て1子を出産し、2~3年ほど子育てをします。 子は母親が次の子を産んだタイミングで、成長した子を追い出す形で独り立ちします。
独立したオスはオス同士で群れを形成し、力を蓄えてハーレム生活に向けて力を蓄えます。
子は10~15年で成熟し、寿命は20~30年ほどです。