アオスジアゲハ|青い模様が特徴のアゲハ蝶
名称(学名) | アオスジアゲハ (Graphium sarpedon) |
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身体 | 体長:3~4.5cm |
生息地 | アジア東部やオーストラリアに広く生息 |
食性 | 草食で幼虫は葉、成虫は蜜を食べる |
アオスジアゲハの特徴
アオスジアゲハは青い模様が特徴のアゲハ蝶です。 成虫は花の蜜や樹液を吸って生活するので水辺の自然豊かな場所に多く生息します。 クスノキをエサとするため、街路樹などでクスノキを植えている都市部でも見かけることができます。
アゲハ蝶は留まる時に羽を開いたまま留まることが多いですが、アオスジアゲハは閉じて留まることもあるのが特徴です。
幼虫の時は普段いる葉とは別の葉を食べて元の位置に戻ったり、糞をした後に片付けたりします。 これは天敵から自分の場所を見つけにくくするための行動です。
幼虫期に寄生ハエや寄生ハチに卵を植えられることがよくあります。 こうなるとサナギになっても羽化できず、代わりに寄生虫が出てくることになります。 ペットとして飼う際には天敵を近づけないようにネットや袋などで周囲を囲うと親切です。
アオスジアゲハの生態
生息地
東アジア、東南アジア、オーストラリアなどに広く生息し、日本では本数以南で見られます。 水辺の草原などで生活しており、都市部にも見られます。
普段の生活
成虫は5~10月に活動します。 花や樹の蜜を食べ、その周辺を飛び回って採食します。
水辺では時折集団で給水する姿を見かけることができます。
繁殖と成長
成虫になって数週間の間に寿命が来るので、その間に産卵します。 交尾するとクスノキなどの幼虫のエサとなる葉に卵を1つ植え、また別の場所に産卵してそれを繰り返します。 最終的に100を超える卵を植えますが、成虫となれるものはそう多くありません。
卵は数日から1週間ほどで孵化して幼虫となり、産み付けられた植物の葉を食べて育ちます。 幼虫から10日ほどでサナギになとなり、活動期は更に10日ほどで成虫となります。
活動期は産卵~成虫となるまでおよそ1か月ほどで、年に3~5回ほど発生します。 これが冬に差し掛かるころになるとサナギになる時に越冬用の冬蛹となり、そのまま数か月サナギのまま過ごし春を待ちます。
寿命は活動期だと1か月、越冬するものは7か月ほどです。