ニシゴリラ|低地ジャングルに住む力持ち
名称(学名) | ニシゴリラ (ローランドゴリラ) (Gorilla gorilla) |
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身体 | 体長:1.2~1.8m / 体重:70~180kg |
生息地 | 西アフリカ原生林の森林 |
食性 | 草食寄りの雑食で果実・葉・草・木の実・昆虫などをを食べる |
ニシゴリラの特徴
ゴリラはサルの中で最大の大きさを誇る種です。 ニシゴリラは小さい方のゴリラですが、それでも人間より大きく倍以上の重さがあります。 ゴリラの強さも人間とは桁違いで、その握力は1tにも達します。強い人間でも握力は100kgそこらなので、身体能力は比較になりません。 脳の容量も人間とほぼ同じで頭も良く、簡単な手話を教えたら覚えたなんて話もあります。
威嚇する時にドラミングという胸をドカドカ叩く行動をし、その音は2km先まで届きます。これで威嚇されたら生きた心地がしませんね。
そんな霊長類で最強のゴリラですが、実はおとなしく温厚な性格で滅多に攻撃性を見せません。そのせいかヒョウには負けちゃったりします。
ゴリラは拳を地面につけて歩くナックルウォークと言う特殊な歩き方をします。 樹上生活していると前足が長く後足は短くなるので、地上ではこのような歩き方になるのです。
ゴリラのオスは成人すると背中に白い毛が生えてきます。 これを生やしたものはシルバーバックと呼ばれ、シルバーバックをボスとした集団が作られます。ニシゴリラは尻まで真っ白になり、対してヒガシゴリラは背中だけ白くなります。
ちなみにニシゴリラは学名をゴリラゴリラと言います。 ニシゴリラは更に2つに分類できて、うち一方のニシローランドゴリラの学名はゴリラゴリラゴリラとなっています。訳が分かりませんね。
ニシゴリラの生態
生息地
西アフリカのジャングルに、オス1頭に複数のメスとその子たちから成る、数頭~30頭の群れで生活しています。
普段の生活
昼行性で昼間にエサを求めて移動し、果実、葉、草、木の実、昆虫などを食べます。 夜には木や草で簡易ベッドを作って寝ます。
繁殖と成長
メスは3~4年に一頭の子供を産みます。 生まれたての子は2kgほどしかなく、人間の赤ちゃんと重さが変わりません。 最初は母親の毛にしがみつき、4か月ほどで母親の背中に負ぶさるようになります。 2~3歳まで母の背中で生活し、オスは11歳、メスは7~8歳で成熟します。 寿命は50~60年と長生きです。