イワトビペンギン|キリっとした眉毛のペンギン

Eudyptes chrysocome
名称(学名)イワトビペンギン (Eudyptes chrysocome)
身体体長:45~55cm / 体重:2~4kg
生息地南インド洋~南大西洋及び周辺の島々
食性肉食

イワトビペンギンの特徴

Eudyptes chrysocome

イワトビペンギンはキリっとした眉毛のような黄色の飾り羽が特徴のペンギンです。 クチバシと足はピンクで赤い目をしています。

ペンギンは陸上でよちよち歩きをする種が多いですが、本種は両足を揃えて飛ぶように移動します。 海へ降りる時は岩から飛び降りるように入水する事に由来して「イワトビ」と名付けられました。 なお稀に誤って地面に叩きつけられて怪我をすることもあります。

ペンギンにしては小柄な方ですが好戦的な性格をしています。 近づく外敵には容赦なく攻撃し、同種同士でも巣の材料を巡って争うことがあります。 しかし肝心の戦闘力はそれほどではなく、アシカやアザラシにはもちろん他の大柄なペンギンにも負けてしまいます。

そんなイワトビペンギンですが泳ぎは得意で、7~10km/hの速度で100mほど潜ることができます。

イワトビペンギンの生態

Eudyptes chrysocome

生息地

南インド洋~南大西洋及び周辺の島々に生息しています。 普段は外洋で生活し、繁殖期になると上陸して集団でコロニーを形成して繁殖活動を行います。

普段の生活

昼行性で日中に採食して夜に休息します。 陸上で眠る際には外敵に備えて立ったままの姿勢で眠ります。

肉食でオキアミ、甲殻類、、魚、イカ、タコなどを食べます。

繁殖と成長

卵生で10~11月に繁殖期を迎え、上陸して集団でコロニーを形成します。 オスは小石を積んで営巣し、この際に多くの石を使った巣を作ったオスほどメスにモテます。

ちなみに巣は翌年以降の繁殖時にも再利用することが多く、つがい関係が継続することもそれなりにあります。

2個の卵を産みますが1個目の卵は小さく、基本的に大きな卵から産まれたヒナだけを育てます。 オスとメスが交代で抱卵して1か月ほどで孵化し、その後3か月ほど給餌されながら育った後に巣立ちます。

4年で成熟し、寿命は20年ほどです。

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