犬は犬種ごとに性格が違う!でも他の要因の方が大きいです

犬は犬種ごとに性格の傾向があると言われています。 この犬種は穏やかだとか、この犬種は元気とか色々言われていますよね。

個体差や育った環境の要素も大きいので迷信だと考えている人も多いのですが、 犬が品種改良されてきた経緯を考えると一定の傾向はあると考えられます。

犬種の性格は品種改良の結果できた傾向

犬に興味があれば、犬種別性格傾向を小耳に挟む機会があると思います。 柴犬は忠実で従順だとか、ポメラニアンは活発で元気だとか色々言われていますよね。

しかし実際の犬を見てみると、この傾向に当てはまらない場合も珍しくありません。 動画サイトには全く従順ではないダメな柴犬がそこら中に転がっていますよね。

それではこの話は根も葉もない嘘なのかと言えばそんなことはありません。 他の性格を左右要因が大きいというだけで、犬種の傾向はあると言えます。

分かりやすい例として、犬の祖先であるオオカミと犬の違いについて見てみましょう。

犬とオオカミの性格は全然違う

犬は古来から人間の良きパートナーとして重宝されていました。 そんな犬はオオカミから分岐した動物だと考えられています。

犬とオオカミは種として近い関係にあり共通点が多く、交配も可能で混血種であるオオカミ犬には繁殖能力もあります。 犬とオオカミはそれほど近い間柄ですが、その性格には明確に差異が見られます。

最も分かりやすい違いは人間への懐きやすさです。 犬は高い社会性を持ち野良犬でも簡単に人間に懐く一方で、オオカミは自主性が強く飼い犬のように世話をしても中々懐きません。 人間に対する態度にも明確な違いがあり、犬は人のことをよく見ている一方でオオカミは無視する傾向が強いです。 本質的にオオカミは犬にはならないのです。

なぜこんな違いが出来たのかと言えば、人間に友好的なオオカミを選別していった結果と言えます。 たまたま生まれた人間に懐くオオカミ同士をかけ合わせ、その後も人懐っこいオオカミ同士を繁殖させ、時代が下るごとにその性質はオオカミから離れていきました。 そうした品種改良の結果生まれたのが犬なのです。

品種改良によって性格が変わるのは不思議なことではないのです。 それを踏まえて考えると、犬種ごとに性格が違うのもおかしな話ではありません。

犬もまた犬種ごとに性格傾向がある

オオカミが品種改良されて生まれた犬は、その後も役割に応じた都合の良い特性を持つ犬を選別・繁殖させて品種改良されていきました。 狩猟犬、牧羊犬、番犬、ソリを引く犬、愛玩犬、盲導犬、介助犬、警察犬、レスキュー犬などなど様々な役割を持つ犬がいますよね。 犬たちはこれら役割をより良くこなせるような特性を持つものを選別して生み出されたものなのです。

役割に有利な特性とは身体的特徴はもちろんですが、性格もまた重要な要素です。 のんびり屋の番犬なんて役に立ちませんよね?そうして性格もまた選別され、役割に適した性格を持つよう品種改良されていきました。

その結果、犬種ごとに性格傾向ができたと考えられます。 オオカミと犬の性格がまるで違うのと同様に、犬もまた犬種によって一定の性格傾向がある訳です。

犬の性格は犬種傾向以上に個性や環境が大きい

犬には犬種別の特徴や性格傾向があっても、実際にどんな犬になるのかは個性や環境による影響の方が大きいです。

同種犬を多頭飼いで同じように育てたはずなのに全く違う性格になるなんてよくあることですし、 どうしようもないダメ犬に育ってしまったのにトレーナーに2か月預けただけでピシっとするようになったなんて話も珍しくありません。

いくら忠実で従順な犬でも、何の躾もせずに可愛がっていてはダメ犬になります。 犬種の性格傾向はあくまで傾向であり、またそう大きな割合を占めるものではないことは肝に銘じておきましょう。

ただ犬を飼おうとする際に、どのような性格の犬が好ましいかを考えて犬種を選ぶのは悪い選択ではありません。 活発な犬と一緒に遊びたいのか、大人しい犬と一緒にくつろぎたいのか、あるいは犬に何か役割を持たせたい事もあるでしょう。 そんな時に犬種性格傾向は犬を選ぶ一助となるでしょう。

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