マンドリル|顔の鮮やかな三色模様が特徴のサル
名称(学名) | マンドリル (Mandrillus sphinx) |
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身体 | 体長:80cm / 尾長:10cm / 体重:25g メスは一回り小さい |
生息地 | アフリカ南西部の熱帯雨林 |
食性 | 雑食で果実、昆虫、小動物などを食べる |
マンドリルの特徴
マンドリルと言えば顔の模様が特徴です。 赤い鼻、青い頬、黄色い下髭の綺麗な三色模様をしており、顔を見れば一目でマンドリルだと分かります。 この色は子どもやメスそれほどではありませんが、オスは成長するに従って鮮やかに彩られます。
おしりの色も顔同様というかそれ以上に鮮やかで、絵具をぶちまけたような色をしています。 この鮮やかな模様は暗い熱帯雨林の中でも仲間を識別するためのものと考えられています。
群れで生活しており、体が大きく顔の色が鮮やかなオスがリーダーとなります。 特に繁殖期には色合いが鮮やかになり、綺麗な色のオスほど多くの子孫を残すことができます。 群れには基本的に1頭のリーダーと複数のメスから成るハーレムですが、他のオスが混じることもあります。
頬には食料を沢山詰め込めるようになっていて、口に物を入れたまま行動することができます。 地上にはヒョウなどの天敵がいるので、特に体が小さく弱いメスや子どもは地上でエサを採って樹上で食事するようです。
霊長類の中では割と強い方で性格も荒々しく、肉食獣に襲われたら噛み付いて反撃します。 肉食獣を集団で撃退することもあり、その攻撃は時に自分よりも大きな肉食獣を撃退することもあります。 とはいっても恵体でも所詮はせいぜい体重30kg、本気で襲われたらやられてしまう事が多いですけどね。
マンドリルの生態
生息地
アフリカ南西部の熱帯雨林に生息しています。 地上や樹の低い場所でオス1頭とメス複数からなる家族単位の群れで暮らしています。
複数の群れが合流して巨大な群れを形成することがあり、その数は時に数百頭にまで膨れ上がることがあります。
普段の生活
昼行性で日中に採食して夜は休息します。 基本的に地上で生活し、食事や休息の際にのみ樹上に行きます。
草食寄りの雑食で、果実、昆虫、ヘビやカエルなどの小動物などを食料としています。
繁殖と成長
雨季に合わせて出産を行います。7~10月ごろに交尾を行い、半年ほどの妊娠期間を経て1子を出産します。 子は群れで育てられ、成長するとメスはそのまま群れに、オスは群れから離れます。
4~5年で成熟し、寿命は20年ほどです。